肩凝りが治らない

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特にタメになることはなにひとつ

10/15(土)テニプリフェスタ2016 松の回つぶやきまとめ

こんにちは!お疲れ様です!

https://www.instagram.com/p/BLltDz1DS63/

 

3年ぶりのテニフェス行って参りました!お友達のおかげで全通できるのです、ありがとー!自分は全滅でした(笑)

公演は3時間半の長丁場でして、明日も同じ感じなら3時間半×2公演で7時間ペンライト振り回すので、早めに寝ますね。

公演が終わってからのつぶやきをまとめておくので、興奮のみで支離滅裂の可能性も大いにありますが、それでも良ければご覧ください。

 

松の回はデュエット曲ランキングが発表されて1位が我らが先輩、手塚と不二の「ここで僕らは出会ってしまった」でした。フルコーラスで歌ってくれましたよ、感動!

 

侑士15歳のお誕生日おめでとう!!

生誕祭すごかったです!!氷帝総出でのお祝い楽しかったです。

 

明日も楽しみまーす。

 

 

 

【9/28夜】ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~【ネタバレ注意】

こんにちは。お久しぶりです。

 

新しい刀ミュの公演がはじまりました!今回は新選組ということで、PEACE MAKER新選組を知り、燃えよ剣でずぶずぶ新選組に浸かり、修学旅行では勝手にゆかりの地をめぐり、天然理心流の構え方などまで研究した中学生時代の記憶は10年以上昔ですけど、そんな新選組の刀がメインになると!そして人間キャストもしっかりいると!

チケットとれたのが今日と凱旋の2公演だけなので、早速感想を綴っていきたいと思います。

まだ始まったばかりですし、観劇予定で観劇がまだな方は絶対にこの先を読まないでください。ネタバレです。むしろネタバレしかありません(あと今回もジャニオタ的な要素を若干含んだ感想になります)。ただ自分の感想を残しておきたいのと観劇した方が共感してくれる部分があったらいいなーと思っているだけなので、観劇予定の方はネタバレ無しの方が気持ち的に昂れます!いやー、今回もすごいですから!

 

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ガチャ引いたらテニミュ愛を感じた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとスクロールしてください。

お手数おかけします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではまずストーリーから。

前回の三条派では弁慶と義経の話が中心になり、その刀であった今剣と岩融をメインにサポートする人がいたり、戦いのことでぶつかる人がいたり、チームとしてまとまっていく話でしたが(ざっくり分類すると)、今回は蜂須賀以外は新選組の刀で編成されたのでチームとしてはもう幕末の世からチームになってる人(刀)たちでした。

今回は新選組が結成される前の時代に刀剣男士たちは飛びます。歴史修正主義者の狙いは新選組を結成させないこと。歴史を改変させないためには新選組を守る戦いになります。沖田くんを守れる立場になった!と喜ぶ安定。もう前回の公演のように死ななかった主を歴史通り死ぬための辛い任務じゃない…と楽しい時間が過ぎるのはあっという間。池田屋事変がピークだった新選組はその後勢いがなくなっていきます。沖田くんも結核にかかりますし。どこで話を終わらせるのかと辛い気持ちで後半を見ていたら近藤さんの処刑まででした。

始まりがあれば終わりがあるのは当然で、新選組も歴史にしたらちょっとしか活躍してないですけど(だって学生時代テストに出た記憶がない)、人間キャストの芝居もあり、ストーリーもとてもドラマチックで…人間キャスト同士のシーンでほとんど泣いたようなものでした。好きだけど、辛い。そんな幕末天狼傳です。

 

オープニング

今回の演出で一番好きかもしれないです、刀剣男士たちが出てくるオープニングの演出。

前回と同じで人間キャストの芝居から公演がスタートします。舞台は池田屋池田屋に乗り込んだ近藤さんが「御用改めである」と長州藩士をばったばったと斬り捨て、総司が戦いに加わりひと通り戦った後に吐血、それを補うように土方さんの到着…と、いきなりかっこいい斬り合いから始まります。その後ろから刀剣男士が出てくるんですけど、ここで動きがシンクロするんです。長曽根さんなら近藤さんと同じ剣の振り、兼さんと堀川なら土方さんと同じ剣の振り、清光と安定なら沖田くんと同じ剣の振り…そうだこの人たち新選組の刀剣だ!って突然思い出して、いきなりこみ上げてしまいました。あの演出はずるい。新選組と一緒に戦ってきた歴史をあの一瞬で見せる演出がにくい。そして締めとして沖田くんが「これが新選組の戦い方です!」と言うんです。前回の公演で清光が石切丸と戦いのことでもめた時に言ったセリフを元主の沖田くんが言っていて、ここだけでだいぶ胸いっぱいでした。

オープニング一発目に歌った曲は「刀剣乱舞」でした。清光のパートは歌詞が前回と一緒だったのでらぶフェスでどんな演出になるのかなーと今からあれこれ考えちゃいます。

 

隊長は蜂須賀

本丸のほのぼのシーンは清光と安定の手合わせから始まります。「鏡見て戦ってるみたいになると思うよ」(ニュアンス)と清光が言った通り、清光と安定では元主の沖田くんの戦い方をトレースしているので動きがまったく一緒で勝負にならないため安定が「勝った方がもっと主に愛される!」と煽ります。いつの時代も主に愛されたい二振りです。でも本気の勝負になったら今までにこにこしてた安定が「殺してやるよ」って、スッと雰囲気つくるのすごかった。鳥越くんのかわいいと冷徹の切り替えスイッチにタイムラグ無いのすごいと思いました。一瞬で切り替わる。

そこに長曽根さんがきた途端に「稽古つけて!」「あ、俺も」「俺が先だぞ!」「俺にも稽古つけてよー」って清光と安定が長曽根を両方から引っ張ってるのかわいかった。

蜂須賀が隊長ということは清光は隊長の任を解かれるのですが、三条派と戦ってきたことで培ったものを活かすと蜂須賀のサポート役を引き受けます。ここで三条のこと言ってくれたの感動したし、やっぱり同じ本丸で続きの話になってるから永遠に組み合わせ替えて続けられるねこのミュージカル!今後の展開にも期待です。ぜったいいつかは伊達組がくる。もしくは織田(話も作りやすそうですし)。

蜂須賀が隊長で長曽根さんが編成に組まれていますし、真作と贋作でうまいこといかないんですよね。そして飛ばされたポイントは新選組結成前の武州多摩。もちろん新選組の細かい事情を知らない蜂須賀には説明が必要になります。ここの説明をぜんぶ請け負ってたのが堀川くんです。さすが秘書。新選組の歴史が分からない人にとってもこの説明があってよかったと思います。それでも全部分かるわけではないですが、全部内容を知っていると後半につれて涙の量が尋常じゃなくなります。気をつけて。

どうしてもすれ違っちゃう長曽根さんと蜂須賀、ほとんど蜂須賀がつんつんしてるだけなんですけど、取り持とうと堀川くんががんばってました。「こういう時は…宴です!」と強引に宴会をはじめていました。

蜂須賀にビールジョッキを持たせどぶろくみたいなカルピスみたいな液体をなみなみ注いでました。安定と清光がかわいくて「え、大丈夫?」とおろおろ心配していて、乾杯した途端に蜂須賀がイッキを始めるものだから余計おろおろしてて、アドリブ結構入ってたと思うんですけどかわいかったです。

ラッパ飲みした蜂須賀を見て清光は「負けられない」って自分でも酒をあおってました。

「国広よ 酒は飲んでも 飲まれるな」だったかも!

兼さんはお酒に弱いんだそうで、すぐ寝ちゃってました。

 

新選組に入隊する安定

新選組の内部に歴史修正主義者がいるかもしれないから新選組に入隊して傍で沖田くんを守りたいという安定の主張はいったん保留になります。隊長は蜂須賀なので蜂須賀の決定に従うと。隊長の命令は絶対ですからね、新選組は。元主との絆の深さとかを知ってしまった蜂須賀は新選組入隊を許すべきかどうかで悩みます。結構優しいよね。そこに元隊長の清光が「入隊させてやってほしい」と蜂須賀に頭を下げるここも、すごく好きです。「それが正しいか正しくないか」じゃなくてそうさせてやりたい、自分の心を優先させたというところが三条派の隊長をやって成長した清光なのかなと思いました。ただのモノだった頃と違う、今は心があるっていうのを受け入れた清光のしなやかな強さ、他者を思いやれるようになったあたりが…あー、この清光の成長を今すぐ三条派に見せてあげたい。石切丸さんとぶつかったのが無駄にならずにつながってよかった。

でももし安定が歴史を修正するような、沖田くんの結核を治すような何かをしでかしたときは「その時は俺に斬らせてよ」って安定の罪も背負う覚悟の清光が本当に本当にかっこよかった。

安定は屯所の中で沖田くんと手合わせをしても、入隊を許可する代わりに蜂須賀が出した条件の「絶対に話をしてはいけない」という約束を守ってひとことも会話してませんでした。新選組は隊長の言うことは絶対ですもんね。

 

それぞれのコンプレックス

 安定は池田屋事変の時に沖田くんに選ばれなかった、選ばれたのは清光で自分は留守番だったから今度は傍で沖田くんを守りたいと意地になります。清光は清光で池田屋の時に一緒にいたからこそ吐血する苦しそうな様子も間近で見たし、刀という近い立場にいても病気の沖田くんをどうすることもできなかった辛さを安定には味合わせたくないと思っています。(その後、池田屋で吐血する沖田くんを見て清光の気持ちが分かったときの安定の手の震え方とか細かいところまでとてもよかった)

それを言ったら兼さんも土方さんの最期の最期、一緒にいられたわけじゃない。

蜂須賀が長曽根さんに態度が悪いのは自分は真作でも蜂須賀家の家宝として飾られていて刀としての強さが贋作である長曽根に劣る、でも本人は虎徹を通している、刀として強いことへの嫉妬…などなど。

意外と(と言ったら失礼だけど)兼さんがフォローしてました。思っていることを長曽根さんに聞けばいい、と。刀として強いということは強くならざるを得なかったということで、それは悲しいことなんだと。兼さんが言うと鬼の副長と呼ばれて恐れられていた土方さんのことかな、と思ってしまいます。人を寄せ付けないくらい強くいることへの悲しさが兼さんは分かっているんだろうな、と。若い刀の割に大人です、兼さん。

この話の時もそうですけど、大体兼さんのいるところに堀川有でした。物陰から出てきて「兼さん!」とにこにこしているだけの堀川くん…はける方向も兼さんと一緒、大体の語尾に「兼さん」とつくような密着24時(半永久的に)といった具合の堀川くんでした。「僕も結構邪道でね」と言った後に敵の首の骨折る堀川くんの笑顔はきらきらしてました。

 

4月25日板橋

近藤さんの処刑日です。

歴史修正主義者は黒猫でした。沖田くんと黒猫の話ここで持ってくるのかーーーー!とストーリーの作り方に鳥肌が立ちました。沖田くんは死ぬ間際、庭にやってくる黒猫を斬ろうとして逃げられ自らの衰えを嘆くような話があるんですけど(創作の線が濃厚ですが)、それをここで持ってきてその黒猫が「近藤勇が処刑される」と沖田くんに教え、力を貸してしまい、一時的に動けるようになった沖田くんが近藤さんを救出に行く…もうこの辺からずっと泣き通しでした。辛い。刀剣男士の方は近藤さんが処刑されるところを歴史修正主義者が邪魔にくるからと長曽根さんは敵と戦うし、つまり元主が処刑される手助けをするということで。近藤さんは近藤さんで自分の首を差し出すから土方さんには逃げてくれとか言うし、ここの近藤さんは蜂須賀が最後に長曽根さんに「そうやってなんでも自分だけで抱え込むところが嫌いなんです!」っていうそのものですね。やっぱり元主に似てしまうんですね。

「歴史は大きな流れであって小さな流れは重要ではない」の言葉通り、歴史として大事なのは近藤さんが処刑されたという事実であって、下手人が誰というのは歴史を改ざんしたことにはならないと近藤さんの下手人をつとめた蜂須賀が最後のシーンでした。

 

15分の休憩どころでは気持ちの整理がつかないストーリーでした。明るいままで終わるわけはないんですけど、でも辛かった。いい話だったけど、辛かった。

そんな辛い終わり方で1部最後の曲で映像に近藤さんと土方さんと沖田くん流す演出は本当に…好きだけど、辛い。

すごく好きなんだけど、辛い。それが幕末天狼傳の1部の感想です。

 

2部感想は11月25日の凱旋公演後にしっかり書きたいと思います!

刀ミュプレミアムLIVEに行ってきたよー!まさかゴンドラで登場するとは…【レポ&感想】

こんにちは。

 

この記事のカテゴリーに「ジャニーズ」をつけたいほど、ジャニヲタ歓喜ともっぱらの評判のミュージカル刀剣乱舞のプレミアム会員限定LIVEに行ってきました。

18日の1回目と3回目に参加してきまして、覚えているかぎりレポと感想を書いておきますね。※6割強、話題が石切丸の可能性があります

ちょいちょい感想にジャニヲタ挟まれると思うのでジャニーズ苦手な方はお戻りいただいた方がよきかなーよきかなーだと思います!

https://www.instagram.com/p/BIDJuSuDSYm/

 

三連休は16日も17日も出かけていたのでネタバレとか全然見ずに臨んだのですね。お見送りだけは心構えが必要だと思い感想を探したところ、1対6になるほど余裕があるとの呟きを見かけまして…とりあえず緊張してしゃべるのは無理だから絶対うちわは忘れずに持っていこうと誓いました。その時に「ゴンドラで降りてきたときはびっくりしたよねー」という呟きも見かけていたのですが、あーこれはあれだ、どの呟きがネタバレになるか分からないように適当なこと挟んで呟いてるパターンのやつだ、と思って当日のオープニングを迎えました。

三条派と加州がゴンドラで降りてきた

見てない方は何言ってんの?と思うでしょうが、オープニングほんとにゴンドラに乗って6人がステージに降りてきた。え、KAT-TUNのライブに来たかな?と勘違いしました。だってあのライブの黒いコートの衣装で曲はmistakeですよ。あのかっこよさよ。ACTシアターでゴンドラってことは城ホールではきっとフライングするよね。三日月さんがエンドレスナイト歌いながらフライングするし、えおえおあはトロッコ曲で、大袈裟でクレーン乗るし三条派と新選組でシャッフルユニットするでしょ…!と、妄想は尽きませんが、とりあえずゴンドラにびっくりしました。

ポーズを決めて降りてくるまでそのポーズのままなのですが、動くまで無表情なんですよ6人とも。感情の無いお人形みたいな表情で、6人ともきれいな顔しているのでそれがすごく無機質で降りてきたときに感情が入るので刀に魂宿ったー!と思えたあの瞬間がとても好きです。

今回のライブでは三日月と加州のソロ曲がない代わりに、このふたりでタカラモノを歌いました。このふたりでのタカラモノは声も新鮮だし、間奏の演出ではふたりで手合わせをしているような感じでやりあっていてじじいと孫みを感じました。かわいかった。あとね、ここふたりだと照明も客席のペンライトも青と赤の二色になるんですよ。KinKiかなと思ってテンション上がりました(絶対違う)。

他の曲でも歌っている刀剣男士の色に合わせた照明になったり、ライブに特化していたのでそういった照明での演出も分かりやすくて綺麗でした。(音響もよかったですしね)(椅子もふかふかでした)

確か1回目のShow Me The Worldの時だったんですけど、下手の階段で石切丸に近づいていった今剣が足元に座って自分の髪の毛を引っ張って石切丸に見せたんですね、それに気づいた石切丸がその髪を持って、今剣の髪を手櫛ですいていて…ほっこりしました。なんでそんなこと始めたのか分からないですけど、かわいかったです。

 

今回もあったんですよ、禊。禊とは言ってませんでしたが、途中のMCのようなコーナーがあり(※この先は雰囲気です)

加州「ただいまー!帰ってきたよ!」

岩融「このような広いところには初めてきたな!」

小狐丸「賑わっていますねぇ」

三日月「なんでも今日は俺たちのことを大切に思ってくれている主たちが集まっているようだぞ」

石切丸「私たちのことを見守ってくれる主だねぇ」

今剣「ぼくたちもあるじさまにおかえししましょうよ!」

加州「あれやろうよ!主たちが喜んでくれそうなかっこいいセリフ言うやつ!」

自由な三条派のみなさんは、下手と上手にバラバラにはけようとする

加州はとりあえず「加持祈祷が途中なんだけどな」と言ってはけようとした機動力がダントツ最下位の石切丸を連れ戻しにいってました

加州「あれ、やるよ。ほら、三条ルール」

三日月「三条ルール!?」←すごいうれしそうな顔で戻ってくる

加州「ほら、並んで。胸に手を置く。はい(ドラムロール)」

 

1回目の禊は今剣でした。いまつるちゃんの禊は毎回かわいいし時に泣けるしですごくできる子なのでこの時点で期待値すごかったんですよ。そしてその期待をあっさり超えていくしゅんやくんはやっぱりできる子なのでした。

今剣「あるじさまにいいたいことがあります。いっかいしかいわないのでよーくきいてくださいね」

ヘッドセットのマイクを脇にどける今剣。地の声で、

今剣「あるじさまー!だいすきでーす!

ただひたすらにかわいかったです(致命傷)

 

3回目は石切丸でした。わーい推しの禊!

石切丸「私がいいよ、と言うまで目を瞑ってくれるかな」

審神者「!?(そしてクスクス笑う)」

みんながどうだったかは分からないですが、わたしはとりあえず目を瞑りました

石切丸「祓い給え、清め給え」

石切丸「目を開けて」

目を開けました

石切丸「(両手を広げて)おいで

破壊力たるや…!おいで、って。はらきよで終わるのかと思ったらちゃんとかっこいいセリフ用意されてました。言うこと聞いて目瞑っておいてよかった。目を開けたときの衝撃をまともにくらいました。ありがとうございました。

 

いつもだったら衣装を脱いでいって漢道で終わりなのですが、そこから描いていた未来へをやったんです。あのインナーで。「瞬きする間に時間は進んでいくよ」の石切丸さんのソロのあの振り付けがインナー衣装なので腕がにょきっと出た状態で、それも新鮮でよかったです。

 

そして衣装を公演中の刀を持ったそれぞれの姿に戻してのキミの詩。この曲の前にダイジェストのように公演中のみんなのセリフが流れたんですね。今剣の「よしつねこう、ねぇ、よしつねこう、これは、なに?」から始まり岩融の「間違った歴史は正さねばならん」だったり加州の「それが新選組の戦い方だ!」があったり…と聞いてるだけでシーン思い出して泣きそうになっているところに、キミの詩の演出に泣かされました。最後のサビのところで加州は階段上、三条派は階段下でお互いを見送るような形になっていて。次の舞台に出る加州とここで加州とはいったんお別れする三条派とマッチしたような歌詞で、キミの詩が。いい演出でした。

そして刀ミュ恒例の新情報解禁コーナー!1回目は7月19日の午後1時に新情報解禁されるよ、って話だけだったのですが3回目は余計に太鼓の音がして。なに?とみんなできょろきょろしていたら真ん中に鳥居のマークの垂れ幕が下りてきて

加州「え、鳥居?なに?どういうこと?え、これだけ?」

岩融「それで、時と場所は!」

加州「ほんとに誰も知らないの!?」

石切丸「そうか、そうか」

審神者「(笑)」

三日月「時が来るまで待つとしようか」

審神者「えー!」

三日月「愉快だな

審神者「(爆笑+拍手)」

三日月「その時が来るまで茶でも飲んで待つとしよう」

新たに鳥居のマーク出てきてもやもやが落ち着かない審神者を愉快だなの一言で片づける三日月おじいちゃんの手腕すごい。

帰りに友達と神社でライブでもするんじゃないのー?なんてふざけて言ってたら、神社は神社だったけど世界遺産で奉納ライブとか斜め上いってましたね。

まさか厳島神社でライブをするとは。すごいですね、ここまでくるとどうすごいのかも分からないくらいですが、すごい。

良いお天気に恵まれて成功しますように。今から加持祈祷に励みます。

 

そして約45分のライブが終わり、いざお見送りに出陣しました。

お見送りは2階席の前列から始まり、1階立ち見、1階前列と続いて2回とも1階の後列だったわたしはちょっと待ちました。しゃべれないしとりあえずうちわだけ出そうと手に持って向かいました。刀剣男士の前に赤いテープで境界線があったものの1メートルもないんじゃないのってくらい近づいてOKでした。そんなテープぎりぎりまで近づく勇気はわたしにはなかったんですけどね。並びは岩融・今剣・加州・三日月・石切丸・小狐丸でした。うちわは両面で「撃って」と「石切丸 笑って」の文字。石切丸さん以外には「撃って」の面を出しました。

1回目、「撃って」の文字を同時に見てくれた岩融と今剣が打ち合わせもなしに背中合わせになった同時にBANG!ってやってくれたんです!あのままバディものの刑事ドラマに出したいくらい(衣装はあれじゃ無理だけど)、撮影なんじゃないかと思うほど息ぴったりでした。2回目はそれぞれで撃ってくれたんですけど(というか岩融と今剣みんなのうちわに反応返してたと思う…すごい神対応だった)、岩融は片手でBANG!で(片眉上げた状態で撃ってくれてめーーーーっちゃかっこよかった!)、今剣は両手で構えて(あれはたぶんライフル。わたしは熊か何かか)片目瞑って照準まで合わせてくれてBANG!してくれました。丁寧に、ありがとうございます。撃つ時の顔がかわいくてわたし熊でもいいと思った。

加州は乗り出してうちわの文字を見てくれて、絶対読めてるのにそのあとはばっちり目を見た状態でにこっとして手を振ってくれました。『(撃ってって書いてあるの知ってるけど)でもやらないよ』みたいなニコッだったんですよ。自分の担当じゃないなっていうのが分かったんだと思う。担当以外に軽々しくメッセージファンサやらない絶対的エース加州ちゃんが大好きです(かわいいのでもうなんでもいい)

三日月さんは2回ともすごい乗り出してうちわの文字見てくれたんですけど、たぶん読めなかったのかとてもきれいな笑顔で手を振ってくれました。ありがたい。ああいうタイプのカラコンつけたことないんで分からないんですけど、「撃って」の文字がピンクだったんですけど青のカラコンにあの字が見えづらかったのかもしれないです。そうだったとしたら一生懸命読んでくれようとしてたのに申し訳なかったです。勉強不足!

石切丸さんはですねぇ、自分のうちわだと分かると真剣に文字を読んでくれて「笑ってかぁ。いつも笑ってるぞ(超笑顔)」と言って笑いかけてくれてですね、あの笑顔を真正面から浴びて、もうなんか生まれ変わった気持ちでした(アラサーの妄想)。ほんとに、でも、おっしゃる通りでいつも笑ってるんですよね。すみません当たり前のことうちわに書いて。でもあの笑顔、超癒しだったのー!たぶんマイナスイオン出てたと思う。しかも石切丸さんファンサの機動も遅いから(失礼)、ゆっくりしゃべる分長く笑顔が見られました。前後が石切丸のファンじゃなかったのもゆっくりできた要因かもしれないです。結構小走りで駆けていく人が多くて。わたしの前の方もそうだったんですけど、それでずいぶん余裕ができてしまったりしてスタッフさんも「走らないでくださーい!」ってゆっくり歩くように促してました。いつもは逆のことを言われるので新鮮でしたね。

そして最後の小狐丸。手前で石切丸にファンサをもらってキャーってなっているわたしを見て『よかったですねぇ』と言ってそうな笑顔でうんうんって頷いてくれました。ありがとうございますの気持ちで同じだけ頷き返してきました。小狐丸のあのすべてを包み込むみたいな優しい微笑み素敵だった。そっと送り出してくれてありがとうございました。

計1万人をお見送りした加州と三条派のみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。ライブもお見送りも楽しかったです!12月のライブも絶対行こうと思います!そこで三条派とはバイバイかもしれないですもんね。最後まで見届けたいです。

 

 

 

 

イケメンを眺めながらお酒が飲めるイベントの「キャスト祭ズ」に行ってきました【レポ&感想】

こんにちは。

 

タイトルのまんまです。イケメンを眺めながら公開生ラジオのようなテンションで、しかしお酒を飲みながら楽しめるというゆるっとふわっとなスタイルの「キャスト祭ズ」というイベントに行ってきました。

 

↑(もちろんちゃんと真面目なイベントです。詳細は公式をご覧ください)

 

特に誰が目当てというわけでもなかったのですが、お友達がチケットを取ってくれましたしせっかくなので行ってきました。なんとイベントの開演時間が14時、そして閉幕が19時過ぎということで何時からどういうスタンスで行けばいいのと思ったりもして(タイムスケジュールは事前に公式で発表されていました)、うーんと悩みつつ向かったら結構遠いんですね会場が。勝どきで降りたらバスでしたし。最寄り駅から徒歩ではちょっと厳しそうな場所、会場は晴海客船ターミナルホールでした。

 

会場に入ったらロビーにパネルがお出迎え↓

https://www.instagram.com/p/BHpNYFQDKje/

 

まだ人もまばらでひとりでぱちぱちパネルの写真を撮っていたらスタッフさんによかったら並んでるとこ撮りましょうか?と言っていただいたのですが丁重にお断りしました。パネルといえど、こんな顔もスタイルも超人類みたいな人たちの隣で写る勇気はないです。大丈夫です。

 

まずお友達を待つ間にゆるっと最初のコーナーである「夏ですから!浴衣で思い出トーク」を眺めていました(※まだ飲んでません)

このコーナーは登壇したキャストの皆さまが浴衣姿で、白っぽい浴衣を着たキャストはしきりに「パンツ透けてない?大丈夫?」と気にしていました。上田くんが透けてるとか結構いじられてたのですがステージと真正面の壁手前で見ていたので、下着が透けてるかどうかまでは確認できませんでした。あのイジリは本当だったんですかね?>最前列の方

出てくるキャストはひとりずつセンターに立ってポーズを決めなきゃいけないという無茶ブリを小笠原くんがしていて、みんなポーズやらされてました。オチが理人くんで、なんともあの形を形容するのは難しいんですけど、とても勢いで乗り切っていました。

夏の思い出のトークを進めていって、挙手制だったりしたんですがとにかく上田くんが手を挙げるのでお前もういいと途中で黙ってろって言われてました。そんな上田くんの夏の思い出は野球部。暑い中トレーニングをするのに何を思ったのか監督にベンチコートのような冬に着るアウターを渡されて、これを着て走れと。ピッチャーは体力が必要とかそんな理由だったと思います。あまりにも普通に渡すので普通に着て走ったけど、脱水症状とかそういうレベルじゃなくやばかったと。ですよね、わたしも野球やってたから分かるんですけど、アホじゃないの!?みたいな夏の炎天下で汗が滝のように噴き出すような練習ばかりするんですよね。でもあれをこなすのでドMの集団かな、わたしたち!と思っていました。

みんなそれぞれサッカー部だったとか色々夏の部活動きびしかった思い出をしゃべっている中、

MC「一慶くんは何部だったの?」

一慶「あ、僕は生徒会やってました

みんなとは違って夏は暑いのでクーラーの効いた部屋で仕事をしてました、と言っていたのですが一慶さん…生徒会って部活じゃない、ですよね?

一慶さんはその後も色々ズレていて、夏にしたいことを聞かれて、海はどう?と聞かれても「海は大丈夫です」と拒否ったり(日焼けは火傷になるのでダメらしい)、この夏したいことは?と聞かれて「クーラーの効きが微妙だからエアコンを替えたい」とか、その割にバーベキューはやりたいと積極的に手を挙げてました。でも、涼しくてちょっと雨が降っているくらいの気候の中でやりたいとか。一慶さんほんとに外出ないんですね。

あとすごくおもしろかったのが理人くん。サッカー部だったらしいんですね、理人くん。で、その中で人生で一番恥ずかしい骨折したことがあったらしく、フリーキックを蹴る時にボールじゃなく下の地面を蹴ってしまってその衝撃が原因で骨折したそうです(確かにこれは恥ずかしい)。「地球と喧嘩して負けた」って言ってました。そう聞くとかっこいい気もする。海の思い出聞かれても海で溺れたと言っていて、地球に嫌われてるんじゃない?とつっこまれてました。そんな理人くんは最近免許証をとったらしく誰か乗せたいそうです。そこでキャストの皆さんにも聞いてたんですけど地球に嫌われてるから事故になるとのことで振られてました。

この夏やりたいことで小笠原くんは「久しぶりに2.5次元やりたい」と言っていました。そこからなんとなく名前は出さないまでもテニミュな流れの話になり、MCの方が自分も出たいというようなことを言った時に「越前リョーマこれくらいやで」と自分とMCの方の身長を比べて小笠原くんが言ってました。

そしてテニミュの流れで思い出したように伊崎くんが「滝行に行きたい」と。夏のパッションを~と言い始めたらそこに上田くんが乗っかって、「俺も行こうかな」と。橘さーん!上田くんと伊崎くんは同じ代ではないですが不動峰の橘さんと神尾くんですもんね。そんなふたりのやりとりも見られてよかったです。

 

この最初のコーナーの終わりにお友達が会場に到着して、ふたりで後ろの壁あたりでお酒を飲んだりまったりしゃべったりしていたので実は次のコーナーあまり聞けていません。お題にそったランキングを出演者のひとりが考えて他の出演者をランキング順に並べ、その結果を見てなんのランキングだったかを並べられた出演者自身が当てるというゲームをやっていました。確か。ジャスティンくんが髪を下していて、うわーかっこいい!と思った記憶だけあります。「部屋をキレイにしてそうな人」「貯金をしてそうな人」のランキングがあったのは覚えてるんですが…わちゃわちゃやっていたのも覚えています。たぶん王子が「実家がお金持ちそうな人順?」とか言っていました。その時の5位が理人くんでした、確か(笑)

あまり記憶にないのはもうひとつ理由があって。

会場の後ろの方(わたしたちがいる横が出入り口だった)に男の人きたなーと思ったらそれが上田くんと赤澤くんで。いきなりするっと出演者が現れて特に声もかけることなくだったんですが、おなかがすいたようで出ていた売店で食べ物を買おうとしていたらしいんですね。でもちょうどコーナーとの間で売店が混雑していて、近くにいたファンの方が自分が買ったからあげ棒をあげていました!危ないことがあったらいけないからかとスタッフさんがついていたんですが、そのスタッフさんにも「もらった!」と赤澤くんが喜んで報告していたり。そんな喜んでくれるならいくらでもからあげ棒あげたくなっちゃう…。上田くんも同じグループの方にからあげ棒をもらっていて、あとから来た小笠原くんもからあげ棒をファンの方からもらっていて…なんてふわっとしたイベントなの!たぶんドリンクももらってました。普通にビール飲んでた(笑)売店に並んでる人とも普通にしゃべったり、あまりにも普通にいるものだからキャー!とか騒ぎになることもなく、穏やかでした。そのあともちょくちょく後ろから入ってきては「あとで向こうにもきてくださいねー」「(会釈)」みたいなやりとりもしました。一番後ろにいたのもあって、緩く楽しめていいイベントでした。(出演者も多いのでみんなの推しもバラバラだろうからギスギスすることもなくてよかった)

 

次は借り物競争。ということで出演者がステージから降りてきてお題に沿ったものをお客さんに借りてお客さんごとステージに持ってくるというコーナーでした。借り物された(?)お客さんは、そのお題を引いたキャストと好きなキャストからサインをもらえるというご褒美つきでした。

最初のお題で「出演者の写真」ということで、三日月宗近と小狐丸の写真を持った方が連れられてきて自分たちの写真だと分かると北園くんとまりおくんが後ろでふたりでハイタッチしてました。かわいかった…

あと「ぷるぷるしたもの」だったかな、そのお題でゼリー的なものを持ってた方が連れられて、それがどうやら三日月宗近っぽい雰囲気とか色のお菓子だったようなんですね。誰かが「しかも三日月じゃん!」と言うとまりおくんがもぐもぐ口いっぱいに頬張りまして、

北園「おいしい?」

まりお「(こくこく)」←口いっぱいでしゃべれないから頷く

北園「おなかいっぱい?」

まりお「(こくこく)」←頷く

ってやっていてですね、かわいかったー。

自分を証明できるものをポケットとかに手を入れて探しててなくて困って、拳あげて「行こうぜ!(全国)」ってやってくれたの嬉しかったし、かっこよかったし、あの瞬間上田くんが橘さんになるの最高でした。

 

次はキャストサイズニュースのデラックス版ということで、これもゆるくビール飲みながら見てたんですがなんの流れか知らないままに菊池卓也くんが歌いだしまして。テニミュで歌がうまいのは知っていたし(忍足侑士は声がよくて歌がうまい人しかできないと思ってる)、生歌嬉しいなぁと思いつつ…片手にはビールだったので気分は完全にジャズバーでした。気持ちよかった。

1曲目はなんの曲か分からなかったので申し訳ないんですけど、それもすごくうまくて。いくらでも聞いていられるしいくらでも飲めると思っていたら、2曲目のイントロで月光花キターーーーーーーーーー!!!!!!!!!!絶対うまいし、絶対似合うよ!?とイントロの時点で分かってはいましたが、めちゃくちゃうまかった…めっちゃうまかった(大事なことなので)

歌うコーナーなの?と思ってしまったのですが、歌ったのは菊地くんだけでした。

最後が北園くんとまりおくんのトークで、いつから仲いいの?とか最初に聞かれてたんですが、刀ミュのトライアル公演終わってからしゃべるようになったので、まだそんなに時間は経ってないとか、初めて会った場所もまりおくんは忘れていて(「ダンスレッスンで初めて会ったんですけど」「違うんですけどね」って言われてた)、北園くんはどういう存在ですか?って聞かれても結局答えが出ずでした。

北園くんの方はどういう存在かという質問には即答してました。

あとはお互いの関係性を聞かれていて、「ふたりはどういう関係なんですか?」とMCの方に聞かれて、関係って…と若干照れつつ

この後、「冗談です」ってまりおくんは言ってましたけどね。真顔で「友達以上恋人未満です」って言い切るからちょっとびっくりしたよー。

関係性とかどういった存在かというのを聞かれてもなんだかすっきりはっきりしないのでもっと仲良くなるためにとMCの方がふたりに5秒間見つめ合ってみてと無茶ブリをしました。笑ったりしたら1秒からやり直しということだったんですが、1回目北園くんが1秒で笑いやり直し、2回目は3秒あたりでまりおが笑わせてきた!ずるい!と笑ってしまって、3回目はありませんでした。

その次はふたりが考えた二択の支持がちょうど半分ずつになるような質問を考えるというゲームをやりました。北園くんの最初の軽めの質問は「犬派?猫派?」という一般的なもの。これはちょっとだけ犬派が多かったです。続いてまりおくんの質問が「三角形が好きか、四角形が好きか」たぶんあそこにいた9割の人がその二択は人生で初めてだったと思います。えー、全然考えたことない!とみんな言っていた割には確か圧倒的に三角形派が多かったです。わたしも三角形派。なんか四角より三角の方がキレイな気がしたので。続いて北園くんが出した質問は「九州で一番栄えている都市といえば福岡ですが、二番手は熊本か鹿児島か。はっきりさせたい!」で、これがちょうど支持が半分でした!北園くんははっきりさせたいとのことでしたが、結局どちらが二番手かはっきりせず、結果が出た後に「最近長崎がきてるんですよねー」ってぼやいてました。まりおくんの質問は「トイレットペーパーはシングル派かダブル派か」これはダブル派が多かったです。その場で考える質問のセンスがまりおくんは鋭角でした。

最後は本気のあっち向いてホイで締めだったんですけど、そこまでほのぼの和やかトークが続いていたふたりがいきなり地の声で一番後ろまで聞こえるくらいの大きな声であっち向いてホイやりだして、本気の勝負でいきなり一発目で北園くんが負けて笑いました。あざやかな流れでした。コントみたい。

北園くんのリクエストで泣きの二回目をやるまでのやりとり。これで北園くんが勝ったらなんかずるくね?とのことでおごってくれと言ってました。二回目は北園くんが勝ったので何かおごってもらったのかもしれないですね。

 

全部ではないですが、以上がゆるレポでした。

行く前は高校生とか学生多かったらどうしようと思っていたのですが、意外にもお酒飲んでる方が多くて、こういったイベントにしてはといったら失礼かもしれないですが、穏やかでゆったりしてました。

イケメン見ながらお酒飲めて自由にできて、こういうイベント楽しかったのでまた来年6周年で是非開催していただきたいです。一番の希望としては、ビアガーデンにステージ組んでイケメンがトークしてるのを見ながらビールを飲む。これです。

 

 

 

 

 

ミュージカル刀剣乱舞~阿津賀志山異聞~【千秋楽感想】

こんにちは。

「ミュージカル刀剣乱舞~阿津賀志山異聞~」本公演の全日程が終了しましたね。スタッフ、キャストの皆さんお疲れ様でした。本公演が始まってから約1ヶ月間楽しかったです。既にロス気味です。
大千秋楽はライブビューイングで見ていました。イベント系のライブビューイングは経験があったのですが、舞台(ライブ)は初めてでみんなどんな感じで見るんだろうなと思っていたのですが京都の会場と同じように曲の終わりで拍手が起こり、2部のライブパートではサイリウムを持っている方が多くて安心して楽しめました。ライブビューイングもいいものですね。ちょうどテニプチのために持っていたキンブレがあったので一緒に振れて楽しかったです。(ちょこちょこ話題に上がっていたカメラワークの話については後ろの方でしたいと思います)

ライブビューイングですと画面に映るものが全てなので自分の好きなシーンを好きな角度から、というわけにはいきませんがその分アップも多くなるのでこんな表情でここは演技しているのかというのが見えて千秋楽にして新しい発見も多々ありました。それと東京公演と変わったところがちょこちょこあったりもして。そういう変化も楽しかったですね。

☆本丸のシーン☆

主から召集がかかり出陣準備のために本丸に集合するシーン。一番乗りの加州が「なんで誰も来てないの!」と言ったところアップになっていたのですが、「あー川の下の子です。加州清光・・・」と一連の台詞を言った後のお顔のアップがにこっとしていてかわいくて。隊長だからということもあると思うのですが、加州がアップになることが多くてですね!その度に「ひっ・・・かわいい・・・」のため息の連続でした、わたし。表情が豊かなんですよね、加州。にこにこもするし、拗ねるし、怒るし、厳しい顔もするけど優しい顔もしたり、縋るような表情もあったり・・・隊長の振り幅すごかったです。表情見るだけでここはどんなシーンなんだっていうのが分かる流司くんの表現力が好きです。
話が逸れました。でね、その後に三日月が来るじゃないですか。東京公演では茶菓子を取り出した三日月がもぐもぐ食べているところをイライラ見守る加州くんだったのが、取り出した茶菓子を加州が食べたー!もぐもぐしながら喋ってた台詞なんでしたっけ?あまりのかわいさに聴力が持っていかれたんですが、茶菓子横取りされて「おや?」みたいな顔した三日月さんがもう一個茶菓子取り出して「おかわりもあるぞ」って言っててかわいかった・・・じじいと孫の雰囲気でした。
その後で小狐丸が入ってきて「なぜ大きいのに小狐と?遠慮ですよ」と言うシーン。三日月おじいちゃんに手を焼いた加州は小狐が来て少しだけ安心した顔をします。でもこの台詞で「やっぱりこいつも三条派のマイペース一派だったか」みたいな顔に変わるところ大好きです。頑張れ隊長。その後の流れも東京公演と少し違っていて「そこの子供」と小狐丸が呼びかけるとすぐに「俺のことかよ!」と怒っていた加州が、「だって」と三日月を見て、三日月に見られてにこってしてから何かを悟って「俺のことかよ失礼だぞ!」になったのもこの部隊で翻弄される加州の未来が見えるようで、不憫さ増していて楽しめました。

☆今剣と岩融

ここの二振を語りだしたら止まらないと思うくらい、今回の話の肝でもあり、トライアルから一番成長したふたりでもありました。
お芝居のことは見るだけのてんで初心者なので細かい技術とかは全然分からないですけど、説得力を持たせるだけの間を絶妙に使えていたり、表情のひとつひとつとか全然変わったと思うんですよトライアルから。曲は増えたところもありますが基本的には台詞は変わってない。なのにライビュ含めて今回4公演見ましたがどんどんよくなってた。どんどん感動が増えていきました。
ライビュで見て改めて思ったのですが、岩融を演じた佐伯大地くんの片方の眉だけ上げる、片方の目だけ細めるっていう表情の作り方がすごく岩融!楽しい時とか余裕な時は片眉上げて、厳しい戦況の時とかになると片方の目を細めるの、あれすごく好きです。台詞も最後だからか一言一言噛みしめるみたいに言ってて、それが全体の雰囲気とも合っていて千秋楽の岩融が一番今までで岩融だったなぁと思いました。弁慶と戦うのも悩んでいるんだなぁ、というのが見えたり。でも岩融は弁慶の薙刀ですから弁慶がするように主君を守るのが務めなんですよね。だから弁慶と対峙しても岩融の主君は今剣だから、怪我を負った今剣を守るためにかつての主だった弁慶とも戦う。どの瞬間もかっこよくて優しい岩融でした。
今剣は表情をアップで見ていると劇場で見たときよりも、思った以上に最後にかけて追い詰められていってるんだなというのがよく分かりました。自分には今の仲間がいることも分かっているけど実際に生きている義経を守りたいと思うのは当然のことだと思うし(だって守り刀だから)、でも正しい歴史を守らなきゃいけないということも分かってる、それが今の自分に与えられた任務だということも。でも肉体を得てしまってただの武器ではなくなり、感情もついてきてしまったから行動できてしまう・・・岩融の台詞そのものですね。
ただの武器ではなくなってしまったことに戸惑ってたんだと思います。そして結果的に自分が義経を死なせてしまったということの悲しみが重くて、「正しい歴史=また自分が義経を死なせる」に結びついてしまっていたのかな。それを責めるかのような曲を歌われギリギリのところを「お前のせいじゃないんだ」と岩融に言われて救われる、というなんてよくできた脚本!そういう感動もの大好きなんですけど、中途半端にやられたら寒いだけなんですよねこういう話って。
だからそこを全力でやってくれた岩融と今剣のおかげで、みんな心動かされてキミの詩でライビュ会場が涙涙のすすり泣きBGM状態になったんだと思います。結構周りもみんな泣くのを我慢していて、そしたら今剣が歌い出して泣いてるような声になったその瞬間にみんなこらえられなくなって口元抑えてましたから。今剣だけじゃなくて他のキャストも目キラキラしてたからキャラ保って涙流さないようにしてるんだろうな、すごいなと思いながら代わりにわたしがぼろぼろ泣いてました。(最近涙腺が緩くてひどい)

☆石切丸と加州☆

隊長の君がそんなでは、身体がいくつあっても足りないなぁ
考察大好き深読み人間の戯言として流してもらって大丈夫なんですけど、すごく皮肉に聞こえるんですこの台詞。で、すっごい考えさせられる。軽傷くらいで退くことはないという隊長の加州と石切丸の意見が対立するシーンですが、こういうときって普通わたしの感覚では「身体」じゃなくて「命」って言うんじゃないのかなぁと思うんです。刀剣男士はもうただの戦の道具じゃないかもしれないけど自分が唯一無二じゃないというか自分が折れても鍛刀すればまた別の石切丸が生まれるから命じゃなくて身体って言ったのかなとか色々考えてしまって。深読みしすぎと言われればそれまでですが、なんかこの台詞がずっと引っかかってるんですよね。気になるワード第1位です。
この本丸の主が石切丸と加州を同じ部隊に編成したのも色々理由がありそうですよね。しかも加州が隊長。ぜったい石切丸と対立すること分かってて編成したでしょ、主。手合わせに誘った今剣を「他にやることがある」と断った石切丸はきっと加持祈祷ばかりしていたんでしょうね。でもそれでいてレベルは高そうだから不思議。戦いを避けているようなところがあって加州とは別のベクトルで自分の役割(病気治癒とか加持祈祷とか)に固執していたのかなぁ、と。それが加州と分かり合うことで(分かり合えてたのかな?)、矛盾を受け入れて戦うことを否定しなくなったのかなー・・・と思って義経の陣営に乗り込んで加州と連係プレーしている石切丸さん見てて気づいたんですが、ここで峰打ちしてるんですね!戦うけれども、殺さず。それが石切丸が出した答えなのかと勝手に感じました。
加州は今まで見た公演の中で一番「行こうぜ石切丸!」が無邪気だった。かわいかったです。「それで作戦なのだが」と言われた後の加州が今までで一番引きずってた気がしてそれもかわいかったです。「あ、うん、作戦ね」とこれから石切丸と仲直りするぞ!できるぞ!という気持ちを本人である石切丸に全力で折られ肩透かしを食らうあのシーン。千秋楽では「・・・あ、うん、作戦ね」と言った後に顔が「そっかぁ、作戦かぁ・・・」って顔してて、石切丸さん照れくさいのかもしれないけど、加州ともっとなんか友だちみたいに接してあげて!と思わずにはいられませんでした。

2部のライブで漢道だったか階段上で6人が揃うときに石切丸が加州とハイタッチしようとして手出したら加州が気づかなくて横向いちゃって、石切丸が振られたみたいになってて、でも諦めずに手を加州に向け続けた結果気づいてもらえて最終的にはハイタッチできてました。あのちぐはぐな感じが石切丸と加州でおもしろかった。だって機動力が全然違うんですもん、タイミング合うはずないよね。

☆三日月と小狐丸☆

言うことがあまり無いです・・・だってブレないから。
悩んでいる2組のサポートといった感じじゃないですか、今回。2組が悩むことが分かっているから主もこの二振を第一部隊に編成したんだろうなということを考えると、たぶんこの二振めちゃくちゃレベル高いんだと思うんですよね。この二振がいればちょっとやそっとじゃ折れないだろうと踏んで部隊に入れられているとしたら戦術的に意味のない第一部隊の編成にも納得です。
小狐丸が公演数こなす毎にイキイキしていくのが分かって小狐丸自身の野性みと相まってすごくいいバランスに見えました。千秋楽の「踊りますか!」がすごくよかったんですよね、戦いたくて仕方がないみたいな。三日月と小狐丸は刀剣男士になった葛藤とか矛盾とかとっくに越えていて、歴史を守ることが役割で敵もはっきりと認識していて、仲間は折らせないというところがはっきりしているというか。迷いなく戦うし、強いから優しいんだろうし。だから内番もこの二振でよかったです。普段はマイペース三条のツートップに思わせといて戦うとめっちゃ強いしキレッキレっていうこのギャップね!

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http://lineblog.me/kurobamario/archives/7731498.htmllineblog.me

余裕そうで楽しそうだった小狐丸と三日月でしたが、キャストさんはそりゃ大変だったですよね。
わたしなんかがごちゃごちゃ言うのも勿体ないのでブログをどうぞ。

☆2部のライブ、そしてカメラワーク☆

ライビュでもキンブレ振れてよかったですよー!楽しかった!禊は三日月で「近こう寄れ」とか言われたら京都と東京の距離くらいなんでもないように感じました、ライビュ会場であろうとみんなのキャー!すごかった。さすが三日月様。天下五剣が一振なだけありますね。
AiiAに比べて音響もよくみんなの声もいつも以上によかっただけにカメラワークの残念さが際立ってしまいました。カメラの台数が足りないのとスイッチャーが間に合ってないというのが大きな原因かなと思います。誰もいないところを映しちゃっていたり、アップが多かったり。ここは引きで見たかったなーというのとかはわたし個人の好みなのでしょうがないですが。カメラの台数増やしてもらえたらちょっとは改善されるんじゃないのかな!と秋の公演に期待です。きっと配信版と円盤では編集されていると思うのでそちらも待ちたいと思います。
それでもいいところもあったんですよ。三日月のEndless Nightがですね、完璧でした!わたしが見たいカット割で構成されていました!配信版とかはあのままでもいいなぁというほどの出来。横顔多めで「そばにいていいか?」のところで正面から抜くっていう殺傷能力高めのカット割でした。ありがとうございます。バラードでソロだとカメラワークよかったので人数が6人いてカメラの台数間に合ってなくてmistakeなんてやられた時にはスイッチャーも間に合わないって話ですよ。カメラの台数増やしましょう(何度でも言う)
例え最初の「刀剣乱舞」で全員が抜かれてアップになるところで石切丸だけアップがなくても、「mistake」で歌ってるのに別の人が映っていても、「描いていた未来」でまばたきするほど~のソロでカメラが間に合っていなくとも、客降りでファンのうちわで加持祈祷する石切丸がかわいかったから許しちゃる・・・と、いうのは冗談で。作品として残るものなのでキャストのためにも配信と円盤は痒いところに手が届くような編集にしてくれると嬉しいです。

加州がすごいにこにこで踊っているのが印象的でした。ずーっと楽しそうで、アップになる度に「美人・・・」と思っていました。大人みたいな子供みたいな顔して、それでいて声が低いあの流司くんのギャップたまらんですよね。
で、最後の「漢道」が大人組も含めてすーーーーーーっごく楽しそうだった!弁慶様が毎公演客席を煽ってくれていたのですが「阿津賀志山異聞・・・打ち締めじゃあ!」ってめっちゃアガった。太鼓叩きながら名前呼び合う大人組もね、もう見られないのかと思うと・・・熱い人間ドラマをありがとうございました。タイトルでも刀剣乱舞とうたっているのに刀剣の話じゃなく義経の最期から始まるこのミュージカルの流れが好きでした。歴史に詳しくない人にも親切だったと思うんですよね。かつての主がこういう最期だったので刀剣はこういう気持ちを抱えてます・・・という流れ。この時代の歴史に明るい人にはもしかしたらその辺カットしても伝わるでしょ、と退屈していた方もいたかもしれないですが兄弟同士、主従の人間ドラマがあって物語に深みがあってわたしは好きでした。秋はどういうドラマになるんですかね。楽しみです。

☆team新撰組with蜂須賀☆

そして2部のライブが終わり、あー終わっちゃったなぁという寂しい気持ちを抱えつつカーテンコールを待っていたら、加州だけ捌けない。
照明も落ちて加州のシルエットになったかと思ったら知らない曲のイントロ流れてきて三条派と違う衣装の方たちがステージに走ってきて、何が起きた?と思ったら次の公演の刀剣男士だ!って分かったときのライビュ会場の悲鳴すごかった。歓声じゃなくて悲鳴でした。すごかった。どのキャラも写真より全然よかったと思います。そしてメイクとかこれからブラッシュアップされていくんだろうな、楽しみだな。
一回引っ込んだ涙がまた興奮と共に出てきましたよ。情緒不安定か。堀川国広役のおごたん、想像はしていたけどめちゃくちゃ強いですよあの脇差。歌も強いし、動きも強い。わたしは元々、和泉守兼定も好きなんですが兼さんがまぁ美人さんで!あの重そうな衣装で歌って踊って途中で殺陣もありながら余裕な顔だったんですよ。素敵な兼さんを演じてくれそうです。
安定と背中を合わせて戦う加州がさっきまでの楽しさ全快な表情から引き締まった表情をしていてですね、部隊の編成によっても役割変わるし、次は新撰組公演だし色々加州も思うところあるよね、というところが伝わってきました。
そして新撰組と蜂須賀の曲が終わったら入れ違いにまた入ってくる三条派の皆さん。出陣のBGM流れた後で新しい任務を言い渡され、新撰組と三条派で12月にライブをやると!!!!!!!!!!いつかこういうドリライ的なものやるかなと期待はしていましたがまさかの年内!!!!!!この辺気持ちがめちゃくちゃ忙しかったです。
三条派ロス→秋公演も楽しみ!→ライブ!?また三条派に会えるの!?
一旦寂しい気持ちにさせてからその後どんどん上げていくなんてオタクの誘導の仕方をさすが分かってらっしゃる。
この調子だとこれからも続いていきそうなコンテンツなので、安心して追いかけていきますね。

同じ本丸で編成だけ変えて第一部隊作ってるんだろうな、主が。と思うと妄想が楽しいです。前回は三条派で第一部隊組んで出陣して今回は新撰組で部隊を組んで出陣、その間三条派は伊達組と手合わせとかして遊んでたら楽しいなって。岩融が来る前の今剣の手合わせの相手は誰がやっていたんだろう、堀川とかかな?とか。新撰組で部隊組むことが発表されたときに前回加州が「気心の知れた奴を入れてよ」と安定の名前を出していたことをばらされて茶化されたりしたらいいと思います。じじいの三日月と若い兼さんのやりとりなんかは12月のライブで見られますかね。妄想は尽きないです。楽しみです。

☆ライビュ会場メッセージ☆

公演後にライビュ会場用にメッセージがありました。
最初からテンションの高いなんの宴始まったの?酔ってる?みたいな楽しそうな三条派の皆さんと冷静な加州の温度差が楽しかったです。やっぱりマイペースで楽しい三条派です。公演が無事に終わってほっとしたのもあったんでしょうね。
それぞれ感想を言っていってもらおうかな!ということで三日月さんの仕切りで始まりまして。
※色々うろ覚えです
三日月「じゃあ、小狐丸から」
小狐丸「小狐丸役の北園涼です!元気だけが取り柄です!」←とにかくハイテンション
三日月「次は石切丸」
石切丸「僕は石切丸が大好きです!でも主たちの方がもっと好きです!以上です!」←とてもハイテンション
この後岩融と今剣のコメントあまり覚えてなくてごめんなさい。この辺から石切丸が三日月の肩をツンツンしたり、今剣の頭ぎゅむぎゅむしたり遊びだしてかわいかったので他の情報が入ってこなかった…!あまりのかわいさに聴力の機能が(二度目)
加州もあんまり覚えてないんですけど、すごく冷静なコメントしていた気がする。ごめんなさい、石切丸のせいで覚えてない(人のせい)
三日月「最後はぁ…俺だー!
石切丸「俺だ俺だ俺だ!」←とにかく楽しそうな三条派
三日月「今日は浸らせてください。浸りましょう今日は!」
そしてコメントも終わり、
加州「もう時間ないよ、どうする?」
三条派のみなさん「どうする?あと3時間しゃべろう!」「いくらでもしゃべれるよ」「初日から話していこうか」←楽しそうな三条派のみなさん
でもあまりエピソードが出てこなくて
加州「って言うと誰も出てこないっていうね」
三条派「急に言われるとねー」←自由だな

ライビュは外国でもやっているという話からその国の言葉でカンペを読むんですが、
加州「俺、これイントネーション分からないよ」
とりあえず言ってみて、多分誰もイントネーション分かってないだろうけど「合ってるよ」みたいに頷く三条派の皆さん。
三日月「ろくなな劇場73スクリーンで、」
全員「67!(ろくじゅうなな)
三日月「ろくじゅうなな…?73スクリーンで」←ここの言い直しがかわいかったのー!
カンペの「67」を「ろくなな」って読んじゃう三日月まりちか様の天然っぷりかわいかったです。周りに67!って言われてきょとーんってしてた。

最後に加州が「どうだった?」と見回したら
三日月「カンペ通りだった!
加州「カンペ通りだった?」
三日月「完璧だった!」
っていうようなやり取り(記憶)をしていて、じじいと孫かわいい~ってなりました。ライビュメッセージかわいかったです。

www.dmm.com
7月14日に本公演の配信が始まるまでプチ刀ミュロスですが、本公演ほんとうに楽しかったです。
楽しい時間をありがとうございました!

「許斐 剛☆サプライズLIVE~一人テニプチフェスタ~」で次元が迷子になった話

こんにちは。

6月26日(日)、わたしはついに今いる自分の次元が分からなくなりました。というのも、11:45から横浜で『許斐 剛☆サプライズLIVE~一人テニプチフェスタ~』と題されました許斐先生のライブ(チャリティーイベント)に行き、その後18時から『ミュージカル刀剣乱舞』の大千秋楽ライブビューイングに行きまして(どちらもぼっち参加)、わたし今何次元にいるんだ?という心地よい迷子を体験しました。2.5次元と一括りにしてしまうのも勿体ないような素敵な1日でした。

まずはテニプチの感想をつらつらと記しておきますね。刀ミュについてはまた次回!

 

☆テニプチ☆

会場となるDMM VRシアターは場所が全然分からなかったのですが、朝から親切なテニクラさんが横浜駅のどこの出口をどう出てどの道を通ればいいかまで正確なナビゲーションを呟いていてくれてですね、無事に時間通りにたどり着けました。テニスの住人は親切な方が多くていつも感謝です。ありがとうございます。

肝心のVRシアターについてですが、まったく何も知らず。どういったライブになるかも知らず、許斐先生お誕生日だし、チャリティーイベントで、アルバムも出たばかりだからそれをなぞる感じになるのかなー…なんてほんわか予想していったのですが、全然甘かったよね

https://www.instagram.com/p/BHM0_K5j_N6/

この日限定のドリンク(海堂カラーにしてみました)と、入り口でいただいた特典の缶バッジです。九州二翼と手をつないでいるデザイン!

会場には募金箱も設置されていて、手塚部長の募金箱に気持ち程度ですが募金してきました。熊本の方々に届きますように。

ひとつこの場を借りてお礼を言いたいのですが、わたしの座席のチケットが確かGの3番だったんです。募金箱に並んでいる時に声をかけていただいて、その方はお友達が2番だから席を交換してくれないかとのことでした。その方の座席は同じ列のわたしが持っていたチケットよりセンター寄りで、あの時は碌にお礼も言えなかったのですが、こちらこそお席を交換していただいてありがとうございました。

 

1日で7回公演をやるとのことで(先生すごい!)、1回の公演時間は30分ほどだったんですが、むしろ30分でよかったです。耐性の無いオタクはあの2.5次元の世界を体験できるの30分が限界だと思いました。あれ以上は帰ってこられなくなるから駄目だ…というくらいすごかった。

1月にやった先生の一人テニフェスはセットにキャラを映し出すというもので、キャラが3次元にやってきた感じの2.5次元ライブだったんですね。それが今回は客席とステージの間に薄いスクリーンのような幕が1枚あって、そこにキャラを投影して(たぶん)、照明を当てるのでステージにいる先生と同じようにキャラクターにも影がつき、こちらから見ると幕で隔たれた向こうの世界に先生とキャラクターが存在している空間。今回は先生が2次元の世界にいってしまった2.5次元を見ている気分でした。説明が下手で伝わらないのがもどかしいんですけど、先生とリョーマが見つめ合える世界でした。VRシアターは。しかも1月のセットと同じ背景を今回映し出していたので、1月のあの世界からつながっているんだ!と思えてしまって、余計次元が分からない現象が起こってました。

今回もモーションキャプチャーで3D化したキャラを動かしていたようですが、そういえばリョーマの3D化は初めてだったんですね。てっきり前回もリョーマの3D化のキャラ見たような気持ちになっていて、あれおかしいなと思ったんですけど、前回は小越くんがリョーマの格好で来たからでした…!ある意味3D化?いや、もうほんと次元が迷子なんですってテニスは。

前アナを忘れていました。今回、熊本地震へのチャリティーイベントということもあり、前アナが九州二翼のふたり、橘さんと千歳でした!設定としてはふたりが先生に頼んで自分たちも熊本のために何かできないかというところから前アナを任せてもらえたというもの。会場内で写真を撮ってはいけません、などの注意事項をふたりが話してくれました。久しぶりの二翼嬉しかったです。写真のくだりのときに「泥棒の兄ちゃんの写真、ミユキに見せてやりたかったけど…」という千歳の言葉があったり、こういう小さいサプライズ仕掛けてくれる許斐先生が大好きです。

 

ライブ自体は夢のような時間でした。登場したキャラクターはリョーマ、手塚、跡部リョーマは許斐先生のアルバムには収録されていない「GO」をデュエットしてくれました。先生とリョーマが並んでお互いを見て歌う姿を見られる時代がくるなんて、生きててよかったと冗談抜きで思える世界でした。幸せだなぁ。途中、先生とリョーマの掛け合いがあって

リョーマ「先生はあの頃から全然変わってないですね」

先生「テニス、うまくなったね」

って!!!!先生がリョーマを褒めるトーンが優しくて、泣いてしまいそうでした。(まだ早いよ)

曲が終わると先生がエアーで投げたボールをリョーマくんが受け取って次の曲、「悲しいね…キミが近すぎて」が始まる演出で。次元が分からん。先生が歌っている最中もリョーマは隣で聞いていて、同じ空間にキャラクターとその子を生み出した漫画家が立っている光景ってすごい。改めて、まだ誰も通っていない道を探してそこに進んでいく先生がすごい。

リョーマ「青学1年、越前リョーマっす」

先生「今はアメリカ代表だけどね、ち・び・す・け」

リョーマ「ちぇっ。じゃあ、着替えてきましょうか(アメリカ代表ジャージに)」

先生「そっちの方が(青学ジャージ)似合ってるよ」

というかわいいやりとりもありましたよ。アメリカ代表って言われて拗ねてるリョーマがかわいかったのです。

 

手塚と跡部とはアルバムで先生がデュエットしているのと同じ曲でした。

先生「手塚くんがリハビリでお世話になった九州に向けて一緒にエールを送ろう!」

手塚「いいでしょう!先生、テニプって行きましょう!」

という流れの後にテニプって行こうを歌われると歌詞が、すごくエールを送っていてマッチしすぎていて感動しました。

疲れる事もあるけれど 毎日頑張ってる君へ
僕ら行くよ キミの側へ 声援(エール)を送りたいから
これからも未来へ繋げ 咲き誇れ勇気の花よ
諦めずに 頑張る君を いつまでも 見守ってるから

 すごく励まされる歌詞ですよね、改めて。

今回も手塚部長、もちろん踊るのですが…脚はめっちゃ上がるのにボックス踏んでなかったりとか煽るのたどたどしかったりして、かわいかったです。

先生「今回も来てくれてありがとう」

手塚「大石からメールをもらったので」

先生「メール大好きだもんねぇ」

1月のライブにも来たし、手塚結構ドイツから帰ってきてますね。しかも大石からメールあるとすぐに帰ってきちゃう。かわいい部長です。それにしても大石と手塚、どちらがメール大好きなのでしょう。気になる。

 

手塚と入れ替わりで跡部が入ってきたんですが、またふたりが噛み合わない会話をしていまして。

跡部「おい、手塚!ドイツ土産にビールなんて買ってきて…俺たち中学生だぞ!」←ごもっともすぎる

手塚「跡部…後は任せたぞ」←ドイツ土産がビールの説明して

跡部「次に会うときはこの前の借りを返してやるからな」←ビールの話もういいの?

手塚と跡部って、会話の中で3つくらい過程すっ飛ばしてるんですよね毎回。それでお互い通じてるから会話として成立してるんでしょうけど、見てるこっちとしてはいきなり話飛んだよ!?と混乱します。毎回。10年以上見ていても未だに不思議です。それにしても中学生がお土産にビールって…それもツッコミたいところなんですけどね?その前に跡部様にお土産買ってくる手塚部長かわいすぎかーーーーー!ということが叫びたかったです。部長ズの交流かわいすぎませんか。

そして当たり前に発生する氷帝コール。氷帝コールの音頭はちゃんと声が流れるので客もコールを始めるといった具合なのですが、毎回すごいわたしたち訓練されてる…と思うのが、跡部様の「パチーン」で一斉にシーンとなること。訓練兵ですよ。みんなすごい。絶対タイミング間違わないですからね。

そしてもちろん跡部様も踊るわけですが、回し蹴りした…!めっちゃかっこよかった…!というかめちゃくちゃ踊れる跡部様って新鮮です。回し蹴りできるような跡部様は今までミュでも観たことな…いや、なんでもないです。(でも3rdの跡部様めちゃくちゃ踊れる人ですからね!期待!)

 

そしてそして跡部リョーマと先生とでラブフェスを歌ってくれました。やっぱり学校名コールできるこの曲が大好きです。盛り上がりますしね。この曲の中でリョーマ跡部がデュエットしていたパートがあって、メインキャラではありますけどこの二人がデュエットしている曲ってそう多くないし、最近では全然聞いてなかったので興奮でした!

あっという間の次元を超えた30分でした。

 

最後に各回で「ハッピーワード」なるものを発表されていたようで…これを7公演分つなげると今後のテニプリの展開が楽しいんだとか!でもネタバレではないです、と言ってました。わたしが参加した2公演目のハッピーワードは「包帯巻き巻き推進委員会」でした。包帯と言えば彼だけど、彼かもしれないし彼じゃないかもしれないし、とのことで。わたしの中では包帯と言えば白石と乾が浮かぶんですが(この時点で候補がふたりいる)、どうなんですかね。今後のテニプリの展開も楽しみです!海堂くんに是非試合を!

先生、お誕生日おめでとうございました!これからもよろしくお願いします。

 

 

テニミュに出会ってから5年が経ちました

こんにちは。

 

わたしはミュージカルテニスの王子様(通称テニミュ)が大好きです。

テニミュの歴史は2003年に始まり、もう10年以上、1400公演以上を達成しています。好きになってから5年が経つし、今もずっと好きな気持ちが続いていて代が変わっても毎回の公演が楽しみで仕方ないし、美術手帖2.5次元文化が特集されると知って、めちゃくちゃ大きなコンテンツなんだなぁと改めて感じたこともありちょっと整理しておこうと思いました。

 

美術手帖 2016年7月号

美術手帖 2016年7月号

 

 

 

テニミュを初めて見たのは2011年のもう1stシーズンが終わり2ndシーズンが始まっている頃でした。元々原作のテニスの王子様を連載当初から好きだったわたしはアニメも好きで、アニメのキャストが歌うテニフェスを見るのは好きでした。でもミュージカル。実写化というだけで毛嫌いしていたので2003年にミュージカルが始まったのは高校でも話題になっていたので知っていたものの、見てたまるかと思っていました。(その後、初代にめちゃくちゃはまるので人生わからんものです)

実写化アレルギーを起こしていたわたしはテニミュに触れることもなく5年前まで過ごしていたんですけど、どうしても暇で暇でしょうがない4連休がぽっかりできてしまったこと、それがひとつのきっかけでした。何もやることがなく暇で暇でしょうがない人の3割くらいはTSUTAYAにふらっと行くと思うんですけど、わたしもそうで。見たいものもなくふらっと入ったTSUTAYAの棚にテニミュのDVDを見つけたんです。レンタルされていると思わなかったので驚いたのと、その時は暇だったのと実写化アレルギーを忘れるほど出演者一覧に名前のあった声優のKENNさんと宮野真守さんの惹かれて咄嗟に借りてしまいました。

なので借りたのは不動峰戦とルドルフ戦のDVDだったと思うんですが、初期校大好きなわたしは対戦相手が不動峰とルドルフというだけでテンションがこの時点で少し上がってました(あんなに毛嫌いしてたくせにね)。なんの基礎知識もなかったし、期待も特になかったからだと思いますが始まって暫くただただ圧倒されてしまって。アニメのキャラを人間が演るのなんて絶対に嫌だと思っていたのが、人間が演るのってすごい!と真逆のことを思ってひたすら画面にくぎ付けになっていました。

まずテニスの演出。舞台上でテニスってどうやるのよ、できるわけなくない?ボールを舞台上で打つことはしないんだろうなと思っていたので、「どうせイケメンがラケット振りながら歌うだけなんでしょ」と想像していたんですね。それが実際見たら、思ったよりも試合。というか試合をしながら自然にセリフを言っている感じでした。コートに見立てた舞台上を走って走って、走りながらラケットを振って歌うというとんでもない運動量で芝居をしていました。あれ、思っていたのと違うぞと。イケメンがキラキラして歌っているミュージカルを想像していたのがラケットを振って走ってすげぇ泥臭い試合をしているミュージカルでした。イメージと真逆。

たぶん思っていたよりも、というか想像の範疇を超えてかなりしっかりテニスの試合が表現されたいたのも好きになれた要因だと思います。舞台上で実際のボールを登場させるのはやはり無理だったんだと思うんですが、照明を動かしてボールがコートをいったりきたりしてるのを表現し、さらにラケットを振るタイミングに合わせて打撃音をSEで表現する。それを繰り返していくうちのステージ上で試合をしているように見えていく、あの演出は舞台ならではだと思いました。弱虫ペダルの舞台でも最初ハンドルだけ?と思っていたのが最後にはちゃんとペダルを踏んで、乗っているように見える表現方法も舞台独特のよさなんだろうなぁと思っています。

この時点でイケメンがちゃらちゃら踊って歌うミュージカルなんでしょと食わず嫌いしていた自分を反省しました。しかも初期校って派手な髪色の人がまだいなかったり、不動峰のようにザ・漢!といったチームだったり、自然と泥臭さが似合うというか、地味ではないけどすごい派手でもなくてかっこいい試合してるんですよね。

あとはキャラクター。やっぱりこれは大事です。原作の連載当初から海堂薫がいちばん好きなわたしは、他のどのキャラよりも海堂を見るのが嫌だったんですね。だってもう理想の海堂像というか長年の海堂像があるし、それを人が演じることによって全然違う海堂だったらどうしよう好きになれなかったらどうしよう…とうだうだ考えていたわけです。そして初代海堂薫の郷本直也さんを見ます。あの時の衝撃を言い表せる言葉がないんですけど。まず暫く画面を見ながら固まって、郷本さん演じる海堂がしゃべる、歌う、動く…海堂存在してた、ありがとう。もうほとんど画面見ながら泣いてたと思うんですけど、2次元にしか存在してなかったはずの海堂が3次元(今は2.5次元ていうんですよね)に存在していた驚きと喜びで画面に向かって「ありがとう…ありがとう…」を呟くだけの気持ち悪い人になってました。自分の好きなキャラを同じように愛してくれている役者さんが舞台上でキャラに成って表現してくれている世界ってすごくすごく幸せなことでした!

初代青学はビジュアルというよりも声とか姿勢とかきっと中身がとてもキャラに近くて、あとなんとなくお互いの関係性とかもキャラに近かったりして。そういう初代だったからレジェンドって未だにみんなからの人気も厚いんだと思うんですけど。あんなに何年も毛嫌いしていたテニミュをたった1本DVD見た後にはレンタルしてるやつ全部見る!と借りてきて4連休すべてをテニミュ鑑賞に費やしてその後の公演からチケットを取って実際に観に行って…5年経ちました。

1stはどうしたってDVDでしか観ることができなかったんですけど、どの代の青学もどの他校も好きです。みんな一生懸命なので。テニミュって本当に試合なんですよ。演劇を観に行くというよりは試合の応援に行く感覚に近いなと、劇場に足を運ぶようになってからそう思うようになりました。好きなセリフもたくさんあるんですけど、漫画を読んでるときにはあまり感じなかったところがミュージカルで見て実際の試合の中で聞くとめっちゃ熱いセリフだな、と思うものとか。例えば全国氷帝戦での跡部リョーマの試合で無我の境地のリョーマがバイキングホーンを打ったのを跡部がバイキングホーンで返すんですね。それも普通の状態で。その時のセリフが「その程度、素でできんだよ!」大好きなんです、このセリフ。跡部ってお金持ちだし尊大な態度だし、なんでもできるオールマイティなチートキャラと思われがちですが、すべては努力で構築されてるんですよね。だからバイキングホーンも無我の境地にならなくても素でできるんですよ。頭ではそうか、と思っていることでもこれが目の前でラケット振りながら試合している状態で聞くと全然違う。この一言だけで跡部の今までの努力を思って泣きそうになるくらい、ミュージカルってすごい。

あと好きなのは四天宝寺戦での不二vs白石の試合。一見爽やかイケメン王子キャラなふたりの試合なんですけど、後になって余裕で勝ってた白石にがむしゃらになった不二が追いついていって泥臭い試合になっていくこのふたりが大好きで。「もう終わりや不二!」とかって白石が言った後の「やってみなきゃ分からないよ!」の勝ちに執着していく不二先輩がものすごくかっこいい。なんで公演中1回も白石に勝てないのか分からないくらい。

ミュージカルを見て、どうしてもどの試合でも泣くほど感動するのが大石菊丸のゴールデンペアです。青学は好きですが特別好きなキャラというわけでもないし、特別思い入れのあるダブルスでもなかったのに(だって安定してダブルスなのでこのペア)…ミュージカルだとめちゃくちゃ泣けるんですよ。なんですかね、曲の力もあるのかもしれないけど。ゴールデンペアの曲どれもこれもいいんですよ。で、そういえば安定してダブルスだけど勝ち続けてるダブルスじゃないんだよなってことに気づくんですよね。菊丸がペースアップして体力切れのところを大石がカバーしてたり、大石の限界に気づいてシンクロ中の菊丸が試合を止めたり。そんな中で「最後のゴールデンペア」なんて曲歌われたら泣くしかないでしょう!?と、どの代のゴールデンペアの試合を見ても泣かされてるので、大体いつも半ギレしながら涙流してます。

 

テニミュを観に行くと不思議なのが今日勝てそう、と思うんですね。こっちはもう試合を応援しに行ってる感覚に強いので、前回の公演より調子よさそうだなとか今日の動きすごいなとか思うと勝敗がひっくり返ることなんてあるはずないのに「今日勝てそうじゃない?」と幕間で友達と話すことがあったりします。団体戦なので最終的に学校が勝ってもその中で負けてる試合はあるし、学校で負けていても個人的に勝っている人もいるところがおもしろいところで。原作があるから勝敗は覆らないし、見ている方だって勝ち負けなんてわかってるんですよ。でもキャストが本気でやってるから、今日はこのまま勝てるんじゃないか?と錯覚するわけです。それで本気で悔しがってたり本気でガッツポーズしている姿を見て感動しちゃったりするわけです。

もちろんそんなことはキャストが一番よくわかっているわけで。1stの立海公演のバックステージ映像を見た時に立海キャストが公演前に円陣を組んで気合い入れの言葉が「絶対勝つぞ!」だったんです。それにすごく感動して。50公演あったとしたら青学に50回負けるんですよ、立海は。それでも毎回毎回の気合い入れが「絶対勝つぞ!」で、毎回勝つ気で舞台に上がって試合に臨んでいるんだなと思うと、それだけで価値があるというか。でも学校は勝っても負ける人もいるわけで。確か六代目の海堂を演じた池岡くんだったと思うんですけど、何かの公演で試合に負けた後に袖に引っ込んできたときに泣きながら「勝ちたかった」と言っていたそうで。それだけ一生懸命試合をしているテニミュなので、こっちも真剣になりますよね。

 

とは言っても実写映画は未だに苦手だったりします。大人の事情も色々あるのでしょうが、映画だと画面に映し出されているものがすべてになってしまうので舞台のように想像力で補完できません。舞台ですと多少無理があっても演出の技と客の想像力をかみ合わせてそれらしく見せたり(見えるように錯覚させていったり)、原作ありきでキャストがキャラに寄せていく、脚本も原作のままに近い形で完成されますが。映画だとキャストに合わない脚本や設定は原作と離れてもキャストに寄せていく、というようなところがあるので原作ファンが納得する形は難しいという現状だと思います。2.5次元とか実写アレルギーの方はどうしてもそういった映像作品が目につきやすいので同じように舞台も見たことがなくても同じ部類でしょと思ってしまっていることが多いんじゃないでしょうか。たぶん。映画と違って舞台のチケットはお手頃とは言えませんし、積極的に見なければ目にすることもないんだろうと思います。ただ、百聞は一見に如かず、です。

テニミュを見て以来、若手俳優と呼ばれる人たちが出る舞台を観に行ったり、他の2.5次元舞台も観に行くようになりました。実写とか絶対嫌だけど怖いもの見たさで見てみたい、という方がもしいれば最初の扉はテニミュをおすすめします。きっと公演が終わる2~3時間後には「テニミュ最高セイヤー」って呟くことになりますから。