肩凝りが治らない

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特にタメになることはなにひとつ

朗読劇 「PSYCHO-PASS サイコパス」 ‐ALL STAR REAL ACT‐

こんにちは。

サイコパスの朗読劇(夜の部)に参加してきました。

 レポ&感想的な記事になります(記憶頼りなので雰囲気を楽しんでいただければ!)設定は二期と劇場版の間で公安局(というか朱ちゃん)が標的にされた事件と狡噛さんが槙島を殺してから国外逃亡して劇場版の舞台となるシーアンまでどう辿りついたか、二本の話が同時に進んでいくといったものでした。

詳しい話の内容や台詞についてはBD化が決定しているのでそちらで楽しんでいただくとして。

まず会場に入ったら各座席にブレスレットのようなものが置かれていました。

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腕につけるとこんな感じ。スイッチを入れると光ります。上演中はスイッチを入れた状態で腕につけておくことを開演前に指示されます。もちろん指示の声はドミネーター、日高のり子さんです。

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伸ばした状態はこんな感じ。

今回のストーリーがこの写真のブレスレット「メモレッタ」というそうなんですが、新型メモレッタの発表会で会場には人が集められている。ここがストーリーと実際のわたしたち客席がリンクしているところ。ドアが閉まるSEと同じタイミングで会場の扉も閉められ、細かいところまで世界観作ってくれてる!と楽しくなりました。そしてこの会場に同じように朱ちゃんたちがいるんだろうと、朗読劇のようでリアルのようで、錯覚したまま物語に入ります。

ある事件をきっかけに犯人を追って公安局は客を装って発表会に参加。これまたある理由で朱ちゃんが犯人のターゲットだろうと分かっているのでそこも警戒しつつ。

このメモレッタ、色相を安定させる所謂”精神安定剤”のようなもので、睡眠時は専用のゴーグルをつけるとメモレッタと連動して幸せな夢が見られる→起きたときに色相がクリアに安定している、ことを謳っている製品。なのです。

それを利用して朱ちゃんに悪夢を見せ、そこに縢くんや征陸さん、狡噛さんに東金さん、そして槙島さんを登場させていく。そして色々あーだこーだ、一係が奮闘して犯人の執行へ…というストーリー。と、狡噛さんサイドの国外逃亡大作戦!の二本立て。

狡噛さんが国外逃亡して結構役立ったアイテムっていうのがグソンが残したものだったりして。うまく話ができてるな、と。

狡噛さんは槙島を撃った後、どこに行ってももう居場所は無いわけで槙島さんのお家訪問という名の家捜しをし、グソンのお助け便利アイテムをちょうだいし、槙島さんの本棚から昔懐かしの愛読書を拝借し、船に乗ったと。その間、槙島さんの出番の多さたるや。殺した後、常に一緒にいたんじゃないかというくらい槙島さん(幻覚か亡霊か)と対話していました。

 次の選択に迷った時、自問自答したい時に槙島さんを登場させていたので、槙島さんはもうほとんど狡噛さん自身なんじゃないかと思うほど。変な言い方だけどある種、信頼してるんだよね。その考え方とかに。

槙島さん宅の本棚に置いてある本のほとんどが狡噛さん所有のものと被っているそうなので、似てるんだなぁ。その後の台詞で「同族は殺し合う」とかそんなようなことを相手は槙島さんじゃないですけど、言っていて。なるほどな、と思いました。

そんな槙島役の櫻井さんに背を向ける形で席に座って台詞を言っていた関さんが印象的でした。対話をしている場面でも櫻井さんの方は一切見ない、ずっと背を向けているような状態でした。他のキャストはみんな正面を向いて座っていたので余計に、ひとりだけ角度をつけて座っていた関さんに目がいきました。

 

昼公演と夜公演でラストの方が少し違ったようで。会場にいる犯人を追い詰める役が朱ちゃんかギノさんか。夜公演がギノさん√でした。ギノさんファンのわたしとしては夜公演でラッキーでした。(チケット取れたこと自体が物凄くラッキーだったんですけどね)

犯人はホロを使って一係のもういないメンバーに扮してギノさんを惑わせようとします。でもギノさんもう強いですから。色相が濁った方がメンタル強くなる世界もおもしろいですけど。そこで最初は狡噛さんのホロと対峙してその狡噛さんが朱ちゃんを貶めるようなことを言うんですね。それをギノさんが軽く一蹴します。「あの人を誇りに思ってる」とかなんとか言ってました。執行官になってからのデレ(しかし保護者ポジ)がひどい。

その前に縢くんのホロをまとわせたドローンをふっ飛ばします(順序がこの辺曖昧です)。

 

ギノ先生って佐々山だけでしたっけ。なんかで縢くんも呼んでたような気がしてるだけで気のせいかもしれないです。ガミガミ眼鏡だけだったかもしれないです。

これは台詞ではなくモノローグだったのですが、縢くんのからかいに皮肉で返す性悪なギノさんとか縢くんが生きてる間に見てみたかった…

 

これは征陸さんのホロを被った犯人を投げ飛ばした後だったかな。「親父だったら俺に投げ飛ばされたりして無い」とかも言ってて、これ以上は本格的に泣くからやめて、って思いました。「俺の左腕は親父の墓に一緒に入ってる」だったかな、そんなこと言われちゃ泣きますから。ギノさんの腕がどうなったかって(今は義手だけど)、今までどこかに出てましたっけ?既出であればわたしがチェックしきれてなかっただけの話なんですが、この話はグッときました。

 

 褒めてます。全力で褒めてます。

花澤さんの目線のお芝居がめちゃくちゃかっこよかった!悪夢を見ている最中や槙島さんが出てきた時など数回、目で殺すようなお芝居をされてました。あの、一瞬で氷のように冷静になる花澤さんがほんとにただの朱ちゃんでした。本物だった。

 

増田俊樹さんはとあるオリジナルキャラで狡噛さんサイドに出てきた人物を演じていました。なかなかにゲスい感じの、そういうキャラがいてもいいよね、という結構おいしい役だと思いました。なんならシーアンのゲリラと狡噛さんを結んだキューピット的存在です。

 某レンタルショップで一気に借りて一気に見たそうです。花澤さんが「DVDとかもらえなかったんですか?」って気の毒がってました。その後でさらりと東金さんの件をネタバレされてあんぐり顔の増田くんのリアクションおもしろかったです。BDに挨拶も全部入れてくれますよーに。

 

槙島の本棚から本をちょうだいした時に槙島さんの幻覚に「その本を持って行くのか」などとちょっと茶化したように言われて「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のものだ!」とどこのジャイアンだよあんたはスネ夫だよ(中の人ネタ)、なんてみんなクスクス笑ってたらその後でセムが出て来てジャイアン(本物)きちゃった!なーんて思っていたら最後の挨拶にこれです。なんとなく言うだろうな、とは思ってました。

おっけーわかった。BDでは英語音声も入れて字幕も入れて販売してください。

 

櫻井さん本人が槙島は死んだと言っているのに、なーんかまだ生きてるような気がしてならないです。

 

その小説というのはこちらです↓

志恩さんと弥生ちゃんがちゃんと想い合って恋愛してることが分かるストーリーでお気に入りです。リナとのことも決着つきますし、おすすめです。

 

 

最後ツイートで駆け抜けましたが、とっても貴重で素敵な時間でした。

チケットの倍率も高かったようですし、少しでも会場の空気をおすそ分けできていればと思います。