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【PS VITA】ゆのはなSpRING!【感想】

こんにちは。

シルバーウィーク様様ということで、感想を書くのは遅れましたが新作のゲームを1週間しないでフルコンできましたよ!初めてのことかもしれません、いつも亀のようなわたしが。それもこれも休みがあったということもありますが、ゆのはながおもしろかったからだと思うんです。めちゃくちゃはまりましたよ、もー。

ということで、


PS Vita「ゆのはなSpRING!」 オープニングムービー - YouTube

こちらです。

ネタバレどんどんしちゃうと思うのでご注意ください。

 

▼ストーリー

ヒロインのゆのはちゃんは金沢生まれの金沢育ちで旅館の女将さんの娘。当然旅館を継ぐものと思いきや高校を卒業と同時に家を飛び出します。家どころか金沢を飛び出して夢であるファッションデザイナーとなるため東京の専門学校へ通い始めます。そして卒業。就活をしているところで、お母さんが倒れたと連絡をもらい嫌々だけども大急ぎで旅館に戻ってきます。で、幼馴染の金ちゃんに言いくるめられたり頼られて断れなかったりで期間限定若女将を引き受けて、旅館を盛り立てていくにはどうしたらいいか、斬新なアイディアだったりお客様に尽くす接客の心だったりで、なんとか若女将業をやっていく。

そんなお話です。

 

▼システム

さくさくです。とても快適です。

お話の分岐なんかもよくできていて、無駄がありません。個別に入る前の共通の選択肢で好感度が上がるキャラが決まってくるわけですが、2つ選択肢があったらその最初の選択でフラグが立つのでもう片方のキャラについてはそこで触れられないんですね。プレイしてない方にはなんのこっちゃだと思いますが、やってみるとなるほど快適です。金太郎飴でもないですしね。無駄がないのとキャラも隠しを含めて5人なのでしつこくなくていい。短く感じる人もいるかもしれませんが、すっきりまとまっててわたしはこれくらいが好きです。1人が長いとあとも長いのか~と3人くらいで飽きるので。

1周目でノーマルEDで、これは特定の人との好感度が上がらずにみんな横一線くらいだとたどり着くんだと思います。最初がノーマルだったので後が楽でした。ノーマルEDはifといった感じで本編のみんなのキャラともちょっと違っていて楽しめますよ。それと、金ちゃんの弟である銀ちゃんがイケメンです。すこぶるイケメンです。銀ちゃんファンの方はノーマルEDおすすめです。

文字が出てくるウィンドウが縦書きなんですが、見づらいこともなくすぐ慣れます。画面だったり背景だったりが淡い色が多いこともあって文字が読みやすいのはありがたかったです。

このゲームの珍しいところはバッドエンドが無いところです。

最近というかもうずっとほとんどバッドエンドは殺されるか死ぬか相手が殺されるか、みたいなゲームばかりやっていたのでバッドエンドが無いってどういうこと?と思っていたくらいなのですが、なんかもう幸せに溢れてた

日常疲れてる人とかやるといいですよ、ゆのはな。とても心洗われます。ほんとそれこそ温泉に浸かったみたいになれますよ。それぞれのキャラにEDは2種類用意されているのですが、ハッピーとグッドという別れ方でもなくてですね、どちらが好きかはまた好みで違うでしょうね(女将度でEDが分かれるのでどちらかのEDが終わったらチャプタージャンプでもう片方のEDに簡単にいけます)。主にED1がゆのはちゃんが旅館に残る、ED2が旅館からは出るけどお母さんともちゃんと話し合って夢を応援してもらえるようになって恋人とも支え合って…的な。スチルの好みもあるのでどちらがいいとは言えないですね。プレイしてみてください。

 

▼キャラ

公式ブログをちゃんと見ていなかったのですが、そちらでおすすめしていた順番とおそらく同じ順でプレイしました。

宏太→直昌→高平→金太郎→梅さん(隠し)

なんていうか驚きだったのが、宏太の声が石田彰さんだったんですけど…好青年だった。石田キャラにしては驚きの事実ですよ。ただの好青年ですよ。しかも自分の夢を追いかけているという。夢!石田さんのキャラって大体、無気力系か不思議ちゃんか実は腹黒いかラスボスか世界滅亡くらい朝飯前だけど?みたいなのばかりじゃないですか。それが裏も表もないような好青年だったので驚きました。しかもこう、ストレートに想いをぶつける感じ?なにそれ青春か!と言いたくなるほどの。かわいいんですよ宏太くん。泉さんに煽られて勝負乗っちゃって、勝ったときにゆのはちゃんに×××っていう感じで!(あの萌えなシナリオをこんなところでうっかり読むのはもったいないのでプレイしてください)

あとこのゲームCERO Bなんですが、朝チュンにおわせたりとかありました。Bだしあっさりしてるのかなと思ったらそんなことなかったので、萌えるところはしっかり萌えますよ。

意外や意外なダークホースが直昌くん。彼の正体は実は×××なので一般人とちょっと感覚がズレてるんですよね。そのズレが後でヒロインと溝ができてしまう原因にもなるんですが。THE少女漫画の王道が直くんです。王道って王道の良さがあるんですよね。天然羊かと思ったら結構計算狼な直くんにジワジワはまります。基本敬語だったりやわらかい口調で話してるんですけど、ヒロインが何回か不良に絡まれたときに「おまえも!」とキレた直くんへのギャップ萌えなにあれ…。CVが杉山紀彰さんなのでどっかで大きい声出してくれないかなーと期待していたらそんなところで、ですよ。ヒロイン怒られてるのにニヤニヤしますから。

泉さんのCVは木村良平さん。幼いころから大体のものは持ってて大体のことはできるんだけど周りは自分自身は見てくれてないから適当にやってちょっと人より上くらいならいいでしょ本気出しても意味ないし(本心隠すためにもチャラい)…なキャラやらせたら右に出るものいないよね!っていうくらい木村さんのキャラだった(褒めてる)。

泉さんはライバル旅館の従業員なんだけど、なぜかいつもプラプラとヒロインたちの旅館におりまして。まぁ、彼の正体が×××だからなんですが。それで従業員たちと仲良くなりゆのはちゃんにもちょっかいをかけ、ある時本気の恋であることに気づいちゃうわけですねー。ありがちですよ?ありがちですけど、かわいいの。うんうん、そうだよね、そろそろだよね、そろそろ自覚するよね?キた…!という期待を裏切らないシナリオ。泉さん相手にはゆのはちゃんが積極的で、最初全然気がないんだけど、後半のアタックがすごくて。積極的な女の子かわいいです。ED2がですね、みんなでアイドルをやるんですよ(笑)意味わからないと思いますが、アイドルするの。当然歌わないけどアイドルをやる石田さんのキャラが見られてそれだけでもこのゲームを買った価値があると思いました。

金ちゃんはヒロインゆのはちゃんの幼馴染で、旅館の番頭さんをやっています。幼馴染っていう設定だけでおいしいじゃないですか。ゆのはちゃんは最初そんな風には見てないんだけど、だんだん異性として意識するというか、金ちゃんは金ちゃんで空回ったりしょっちゅうだし、でも物理的に接触したりして幼馴染じゃなくなっていく過程がかわいい。くっつく前のふたりの夫婦漫才みたいに息の合った掛け合いとボケとツッコミみたいなのもかわいくて。ここも王道なんですが王道には王道と呼ばれるだけの良さがありますよね、癒されました。

隠しキャラは梅さん。条件は全員やったあとなのか金ちゃんをやったあとなのかマップ上で今までなかった選択肢が増えるのでわかりやすいです。梅さんのCVが津田健次郎さんなのですが、こんな大人な静かな津田さんのキャラを他に知らない(というかわたしの中で津田さんはテニスの乾なので…)し、そわそわしました。憧れのお兄さんが恋愛対象に変わる瞬間ていうのがわたしにはよく分からないんですが、このルートはゆのはちゃんより梅さん側の葛藤の方がおいしかったです。年の差だし彼女はかわいいけど幼馴染との方が似合ってるんじゃないか幸せなんじゃないか、とかね。実際梅さんルートの金ちゃんはとてもイケメンです。梅さんのスチルが他よりちょっと少ないのがもう少し見たいけどなーと思わせますが、次に期待(してもいいのか?)します。

 

すっきりまとまって終わったので続編もFDももしかしたら難しいかもしれないですが、ドラマCDは出るようですしゲームもまた出てくれたら嬉しいです。買います。ほのぼの癒されたいです。

ゆのはなやってから金沢とは言わないまでも旅館に泊まりたくなりました。どこの地でもいいから温泉旅館に旅行に行きたい!

ゆのはちゃんの着物の柄や攻略対象によって私服が変わるのも珍しくてよかったです。

やっぱりヒロインがかわいくないと!