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肩凝りが治らない

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【9/28夜】ミュージカル『刀剣乱舞』 ~幕末天狼傳~【ネタバレ注意】

こんにちは。お久しぶりです。

 

新しい刀ミュの公演がはじまりました!今回は新選組ということで、PEACE MAKER新選組を知り、燃えよ剣でずぶずぶ新選組に浸かり、修学旅行では勝手にゆかりの地をめぐり、天然理心流の構え方などまで研究した中学生時代の記憶は10年以上昔ですけど、そんな新選組の刀がメインになると!そして人間キャストもしっかりいると!

チケットとれたのが今日と凱旋の2公演だけなので、早速感想を綴っていきたいと思います。

まだ始まったばかりですし、観劇予定で観劇がまだな方は絶対にこの先を読まないでください。ネタバレです。むしろネタバレしかありません(あと今回もジャニオタ的な要素を若干含んだ感想になります)。ただ自分の感想を残しておきたいのと観劇した方が共感してくれる部分があったらいいなーと思っているだけなので、観劇予定の方はネタバレ無しの方が気持ち的に昂れます!いやー、今回もすごいですから!

 

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ガチャ引いたらテニミュ愛を感じた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっとスクロールしてください。

お手数おかけします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではまずストーリーから。

前回の三条派では弁慶と義経の話が中心になり、その刀であった今剣と岩融をメインにサポートする人がいたり、戦いのことでぶつかる人がいたり、チームとしてまとまっていく話でしたが(ざっくり分類すると)、今回は蜂須賀以外は新選組の刀で編成されたのでチームとしてはもう幕末の世からチームになってる人(刀)たちでした。

今回は新選組が結成される前の時代に刀剣男士たちは飛びます。歴史修正主義者の狙いは新選組を結成させないこと。歴史を改変させないためには新選組を守る戦いになります。沖田くんを守れる立場になった!と喜ぶ安定。もう前回の公演のように死ななかった主を歴史通り死ぬための辛い任務じゃない…と楽しい時間が過ぎるのはあっという間。池田屋事変がピークだった新選組はその後勢いがなくなっていきます。沖田くんも結核にかかりますし。どこで話を終わらせるのかと辛い気持ちで後半を見ていたら近藤さんの処刑まででした。

始まりがあれば終わりがあるのは当然で、新選組も歴史にしたらちょっとしか活躍してないですけど(だって学生時代テストに出た記憶がない)、人間キャストの芝居もあり、ストーリーもとてもドラマチックで…人間キャスト同士のシーンでほとんど泣いたようなものでした。好きだけど、辛い。そんな幕末天狼傳です。

 

オープニング

今回の演出で一番好きかもしれないです、刀剣男士たちが出てくるオープニングの演出。

前回と同じで人間キャストの芝居から公演がスタートします。舞台は池田屋池田屋に乗り込んだ近藤さんが「御用改めである」と長州藩士をばったばったと斬り捨て、総司が戦いに加わりひと通り戦った後に吐血、それを補うように土方さんの到着…と、いきなりかっこいい斬り合いから始まります。その後ろから刀剣男士が出てくるんですけど、ここで動きがシンクロするんです。長曽根さんなら近藤さんと同じ剣の振り、兼さんと堀川なら土方さんと同じ剣の振り、清光と安定なら沖田くんと同じ剣の振り…そうだこの人たち新選組の刀剣だ!って突然思い出して、いきなりこみ上げてしまいました。あの演出はずるい。新選組と一緒に戦ってきた歴史をあの一瞬で見せる演出がにくい。そして締めとして沖田くんが「これが新選組の戦い方です!」と言うんです。前回の公演で清光が石切丸と戦いのことでもめた時に言ったセリフを元主の沖田くんが言っていて、ここだけでだいぶ胸いっぱいでした。

オープニング一発目に歌った曲は「刀剣乱舞」でした。清光のパートは歌詞が前回と一緒だったのでらぶフェスでどんな演出になるのかなーと今からあれこれ考えちゃいます。

 

隊長は蜂須賀

本丸のほのぼのシーンは清光と安定の手合わせから始まります。「鏡見て戦ってるみたいになると思うよ」(ニュアンス)と清光が言った通り、清光と安定では元主の沖田くんの戦い方をトレースしているので動きがまったく一緒で勝負にならないため安定が「勝った方がもっと主に愛される!」と煽ります。いつの時代も主に愛されたい二振りです。でも本気の勝負になったら今までにこにこしてた安定が「殺してやるよ」って、スッと雰囲気つくるのすごかった。鳥越くんのかわいいと冷徹の切り替えスイッチにタイムラグ無いのすごいと思いました。一瞬で切り替わる。

そこに長曽根さんがきた途端に「稽古つけて!」「あ、俺も」「俺が先だぞ!」「俺にも稽古つけてよー」って清光と安定が長曽根を両方から引っ張ってるのかわいかった。

蜂須賀が隊長ということは清光は隊長の任を解かれるのですが、三条派と戦ってきたことで培ったものを活かすと蜂須賀のサポート役を引き受けます。ここで三条のこと言ってくれたの感動したし、やっぱり同じ本丸で続きの話になってるから永遠に組み合わせ替えて続けられるねこのミュージカル!今後の展開にも期待です。ぜったいいつかは伊達組がくる。もしくは織田(話も作りやすそうですし)。

蜂須賀が隊長で長曽根さんが編成に組まれていますし、真作と贋作でうまいこといかないんですよね。そして飛ばされたポイントは新選組結成前の武州多摩。もちろん新選組の細かい事情を知らない蜂須賀には説明が必要になります。ここの説明をぜんぶ請け負ってたのが堀川くんです。さすが秘書。新選組の歴史が分からない人にとってもこの説明があってよかったと思います。それでも全部分かるわけではないですが、全部内容を知っていると後半につれて涙の量が尋常じゃなくなります。気をつけて。

どうしてもすれ違っちゃう長曽根さんと蜂須賀、ほとんど蜂須賀がつんつんしてるだけなんですけど、取り持とうと堀川くんががんばってました。「こういう時は…宴です!」と強引に宴会をはじめていました。

蜂須賀にビールジョッキを持たせどぶろくみたいなカルピスみたいな液体をなみなみ注いでました。安定と清光がかわいくて「え、大丈夫?」とおろおろ心配していて、乾杯した途端に蜂須賀がイッキを始めるものだから余計おろおろしてて、アドリブ結構入ってたと思うんですけどかわいかったです。

ラッパ飲みした蜂須賀を見て清光は「負けられない」って自分でも酒をあおってました。

「国広よ 酒は飲んでも 飲まれるな」だったかも!

兼さんはお酒に弱いんだそうで、すぐ寝ちゃってました。

 

新選組に入隊する安定

新選組の内部に歴史修正主義者がいるかもしれないから新選組に入隊して傍で沖田くんを守りたいという安定の主張はいったん保留になります。隊長は蜂須賀なので蜂須賀の決定に従うと。隊長の命令は絶対ですからね、新選組は。元主との絆の深さとかを知ってしまった蜂須賀は新選組入隊を許すべきかどうかで悩みます。結構優しいよね。そこに元隊長の清光が「入隊させてやってほしい」と蜂須賀に頭を下げるここも、すごく好きです。「それが正しいか正しくないか」じゃなくてそうさせてやりたい、自分の心を優先させたというところが三条派の隊長をやって成長した清光なのかなと思いました。ただのモノだった頃と違う、今は心があるっていうのを受け入れた清光のしなやかな強さ、他者を思いやれるようになったあたりが…あー、この清光の成長を今すぐ三条派に見せてあげたい。石切丸さんとぶつかったのが無駄にならずにつながってよかった。

でももし安定が歴史を修正するような、沖田くんの結核を治すような何かをしでかしたときは「その時は俺に斬らせてよ」って安定の罪も背負う覚悟の清光が本当に本当にかっこよかった。

安定は屯所の中で沖田くんと手合わせをしても、入隊を許可する代わりに蜂須賀が出した条件の「絶対に話をしてはいけない」という約束を守ってひとことも会話してませんでした。新選組は隊長の言うことは絶対ですもんね。

 

それぞれのコンプレック

 安定は池田屋事変の時に沖田くんに選ばれなかった、選ばれたのは清光で自分は留守番だったから今度は傍で沖田くんを守りたいと意地になります。清光は清光で池田屋の時に一緒にいたからこそ吐血する苦しそうな様子も間近で見たし、刀という近い立場にいても病気の沖田くんをどうすることもできなかった辛さを安定には味合わせたくないと思っています。(その後、池田屋で吐血する沖田くんを見て清光の気持ちが分かったときの安定の手の震え方とか細かいところまでとてもよかった)

それを言ったら兼さんも土方さんの最期の最期、一緒にいられたわけじゃない。

蜂須賀が長曽根さんに態度が悪いのは自分は真作でも蜂須賀家の家宝として飾られていて刀としての強さが贋作である長曽根に劣る、でも本人は虎徹を通している、刀として強いことへの嫉妬…などなど。

意外と(と言ったら失礼だけど)兼さんがフォローしてました。思っていることを長曽根さんに聞けばいい、と。刀として強いということは強くならざるを得なかったということで、それは悲しいことなんだと。兼さんが言うと鬼の副長と呼ばれて恐れられていた土方さんのことかな、と思ってしまいます。人を寄せ付けないくらい強くいることへの悲しさが兼さんは分かっているんだろうな、と。若い刀の割に大人です、兼さん。

この話の時もそうですけど、大体兼さんのいるところに堀川有でした。物陰から出てきて「兼さん!」とにこにこしているだけの堀川くん…はける方向も兼さんと一緒、大体の語尾に「兼さん」とつくような密着24時(半永久的に)といった具合の堀川くんでした。「僕も結構邪道でね」と言った後に敵の首の骨折る堀川くんの笑顔はきらきらしてました。

 

4月25日板橋

近藤さんの処刑日です。

歴史修正主義者は黒猫でした。沖田くんと黒猫の話ここで持ってくるのかーーーー!とストーリーの作り方に鳥肌が立ちました。沖田くんは死ぬ間際、庭にやってくる黒猫を斬ろうとして逃げられ自らの衰えを嘆くような話があるんですけど(創作の線が濃厚ですが)、それをここで持ってきてその黒猫が「近藤勇が処刑される」と沖田くんに教え、力を貸してしまい、一時的に動けるようになった沖田くんが近藤さんを救出に行く…もうこの辺からずっと泣き通しでした。辛い。刀剣男士の方は近藤さんが処刑されるところを歴史修正主義者が邪魔にくるからと長曽根さんは敵と戦うし、つまり元主が処刑される手助けをするということで。近藤さんは近藤さんで自分の首を差し出すから土方さんには逃げてくれとか言うし、ここの近藤さんは蜂須賀が最後に長曽根さんに「そうやってなんでも自分だけで抱え込むところが嫌いなんです!」っていうそのものですね。やっぱり元主に似てしまうんですね。

「歴史は大きな流れであって小さな流れは重要ではない」の言葉通り、歴史として大事なのは近藤さんが処刑されたという事実であって、下手人が誰というのは歴史を改ざんしたことにはならないと近藤さんの下手人をつとめた蜂須賀が最後のシーンでした。

 

15分の休憩どころでは気持ちの整理がつかないストーリーでした。明るいままで終わるわけはないんですけど、でも辛かった。いい話だったけど、辛かった。

そんな辛い終わり方で1部最後の曲で映像に近藤さんと土方さんと沖田くん流す演出は本当に…好きだけど、辛い。

すごく好きなんだけど、辛い。それが幕末天狼傳の1部の感想です。

 

2部感想は11月25日の凱旋公演後にしっかり書きたいと思います!